楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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さくら ちる (生きる 3)

2004年03月19日 07時29分00秒 | つれづれなるままに考えること
(さくら ちる)
「生きる」とは、ずいぶん大上段に振りかぶった題であるが、
リラックスしてお読みいただきたい。

まだ、さくらの開花宣言もしていない時期に、
(さくら 散る)の副題は、
桜並木の桜ではない。

大学合格発表を遠距離のため、
見に行くことが出来ない人のために、
在校生がアルバイトで受験者の代わりに、
合否を見て受験者に連絡をする。

その電報が、

さくら さく(合格おめでとうという意味)
さくら ちる(残念でした不合格でしたの意味)

である。

希望する大学の何学部に入りたいのか、
それはどうしてなのか、
普通は、それくらいははっきりして
受験に望むに違いない。

実力不足で、不幸にして希望する大学に入学できず、
他の大学に入ったとしても、なぜその学部を選んだのか、
それくらいははっきりしているのが普通であると思う。

ボクは最初、某国立大学の法学部を受験した。

無念にも(さくら ちる)で終わった。

止む無く、中・高校と六年通った学校が経営する大学に入った。
残念ながら法学部が無く、
文学部英文学科を受験することになった。

初めからこの学校に入ることを意思表示していれば、
推薦で無試験入学ができたものを、
一度別の学校を受験すると、
推薦がもらえないのである。

ボクは、人生は儚いもの、ということを
肝に銘じていたので、浪人生活を送って、
時間を無駄にすることが出来なかった。

つまり、浪人して希望の大学、希望の学部に入学するということは、
信念として出来なかった。
一年を棒に振り、再度チャレンジしたところで、
入学が叶うかどうか判らないことに
チャレンジする気になれなかったのである。

本当は、法学部に入って法律を学び、世の諸悪と対決し、
世の中を浄化したいと思っていた。
父が警察官であったことも手伝って、
そんな正義感に燃えていたのであろう。
世のため人のためにである。
しかし、夢ははかなく崩れ去った。受験に失敗したのだ。

さくら 散る!

そして次に選んだ学部は、最初よりもっと厳しい選択となった。
つまり文学部に入学して、「人生 如何に生きるべきか」を
探求する破目になった。

文学とは、人生如何に生きるべきかを、追求する学問である。
しかも、英文によって、探求する破目となった。
卒業証書は、Bachelor of Philosophyだ。

尤も、15歳の折に、どのような生き方をしようと、
決めてあった。

この学部を選ぶに当たって、その生き方が正しいかどうかを
検証することになった。

そして生涯に渡って、(何事にも全精力を投入する)の
生き方が正しかったかどうか、確かめることになった。





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