(心の整理)
2001年7月1日までの五日間で「身の回りの整理と心の整理」をするよう
自宅に外泊を許されましたが、わずか5日間で凡人に
心の準備はできるわけがない。治療が上手くいけばともかく、上手くいかなければ、もう二度と生きて家に帰れないかもしれない。命のはかなさを私自身よく知っている。
「治療しても 三年生存率 30%」を告知されて、治療開始の7月2日までに、「心の整理」を迫られていました。
最終日の7月1日PM16:30までに病院に帰る約束でした。
病院に入る瞬間に、「心の整理」がつきました。
今まで「心の整理」のため、あれやこれや 自分のことばかり考えており、
ほかの人のことを少しも考えていなかったことに気づいたのです。
家にぽつんと残されるカミさんのこと、彼女は将来のことをあれこれ思い悩んで悲しむこと...
ずい分気丈に構えて涙一つ見せないで居るが、彼女は、
本当は落ち込んでいるはず。
自分中心の考えから他人を思いやる気持ちに変わり、
結婚して独立している娘や倅に「母さんが落ち込んでいるから
励ましの電話をしてくれないか?」と依頼したとき、
「気持ちが吹っ切れました。」--これがきっと「解脱」
残り三年 生存率 30% にかけて、その後は、医学の進歩に賭けて
治療に専念することにしました。
とたんに、治療後やりたいことが頭の中をめぐり、夢と希望がこんこんと
湧いてきて、一人ニヤニヤしながら病室に入りました。
2001年7月1日までの五日間で「身の回りの整理と心の整理」をするよう
自宅に外泊を許されましたが、わずか5日間で凡人に
心の準備はできるわけがない。治療が上手くいけばともかく、上手くいかなければ、もう二度と生きて家に帰れないかもしれない。命のはかなさを私自身よく知っている。
「治療しても 三年生存率 30%」を告知されて、治療開始の7月2日までに、「心の整理」を迫られていました。
最終日の7月1日PM16:30までに病院に帰る約束でした。
病院に入る瞬間に、「心の整理」がつきました。
今まで「心の整理」のため、あれやこれや 自分のことばかり考えており、
ほかの人のことを少しも考えていなかったことに気づいたのです。
家にぽつんと残されるカミさんのこと、彼女は将来のことをあれこれ思い悩んで悲しむこと...
ずい分気丈に構えて涙一つ見せないで居るが、彼女は、
本当は落ち込んでいるはず。
自分中心の考えから他人を思いやる気持ちに変わり、
結婚して独立している娘や倅に「母さんが落ち込んでいるから
励ましの電話をしてくれないか?」と依頼したとき、
「気持ちが吹っ切れました。」--これがきっと「解脱」
残り三年 生存率 30% にかけて、その後は、医学の進歩に賭けて
治療に専念することにしました。
とたんに、治療後やりたいことが頭の中をめぐり、夢と希望がこんこんと
湧いてきて、一人ニヤニヤしながら病室に入りました。