(自転車通行のルール)
昨年(2003年)の交通事故死は、一万人を割ったという
ニュースが新聞の小さな記事になった。
テレビでも数秒で報道された。バブルの好景気時代には、
交通事故死は年間で一万人を超えていた。
自動車による交通事故死は、事故が起きてから、
24時間以内に死亡した人の数をカウントしている。
24時間を越えて、亡くなった人の数は、
この中にカウントされていない。
医学の進歩によって、24時間以内に死亡する人の数が、
減少していることは、十分考えられる。
それにしても、一万人の死亡者の数そのものの大きさを
理解して欲しいと思う。
今、イラクに出征しているアメリカの戦死が、
300人を超えたことで、騒がれているが、
日本の交通事故死と比べれば比較にならない。
また、二年前の9・11同時多発テロで亡くなった
人の数は5000人とも言われ、その報復で、
イラク戦争が始まったくらいであるが、
日本の交通事故死の人数と比べれば半分に過ぎない。
また、ジャンボ・ジェット機は、旅客数450人を収容できるが、
一機墜落して450人が死亡すれば、あっという間に
ニュースは世界中に流れるほどのビッグ・ニュースになる。
日本の交通事故死の一万人分の死者を出すには、
ジャンボ・ジェット機を年間22機、墜落させなければならない。
死者の人数の大きさを、よく考えれば、新聞紙の片隅で
報道するようなものでなく、もっと大々的に
取り上げるべき問題である。
交通事故死の殆どは、ルールを守らなかったことに
原因があるのは、どなたも良く御存知の事である。
昨日、カミさんが朝市に行くというので、お供をすることになった。
二車線道路の左側を歩いていると、前方の狭い路地から、
一台車が出てきた。
車は広い道路に出るため、当然のことに一時ストップして、
ドライバーはまず右を見て、次に左を確認し、右折しようとした。
その瞬間、自動車の右側から自転車が目の前を猛スピードで通り抜けた。
(あっ!危ない!)そう思ったが、車はとっさに急ブレーキをして
危うく衝突を免れた。
それにしても自転車は、右側通行をしていたので、
事故が起きそうになった。
ルール通り左側通行をしていれば、
危険な目にあうことは無かったに違いない。
自動車は、運転免許を取る際に、交通ルールを学ぶが、
自転車は(バイシクル)は交通ルールを学ばなくても運転が出来る。
だから、ルールを知らない人が多く、好き勝手に通行する。
最近、繁華街で歩道を自転車に乗っている人に、
自転車から降りるように注意を促しているところがある。
それは、歩道は歩行者のためにあり、
自転車通行のためにはないからである。
自転車から降りて、押して歩くように促すと、中には食って掛かる人もいるが、
道交法の第63条8項に歩道上は歩いて通行するよう規定していると、
注意をしている。
これが自転車の歩道を通行する場合のルールである。
東京は街によって違うが、道路も歩道も道巾が狭く、
自転車は車道を通行するのが建前であるが、危険であるため、
歩道を通行する。
歩道には歩行者がおり、自転車には歩行者が通行の邪魔になる。
本来自転車に乗って通行できない場所であるから、
自転車は肩身の狭い思いをして通行せざるを得ない。
ところが最近は、歩行者よりも自転車の方が、
我が物顔で歩道を走り抜けるのが目立つ。
しかし、実はこれは交通違反である。
車は車道を走らなければならない。
オランダを旅したとき、ガイドさんが語った。
(子供に小学校で必ず教えることが、二つあります。
その一つは、水泳。しかも着衣泳法。御承知の通り、
オランダは水車で有名であるが、水の都だ。
いつ運河に落ちるか解からない。水難から身を守るすべを
教えるという。
その二は、自転車に乗った時のルール。オランダには、
歩道が広くなっており、歩道の自動車道側に、
自転車道が必ず作られており、全国につながっているという。
だから、交通ルールをキチンと教える。)
今、日本も時折、歩道に自転車道を併設した所を見ることがある。
この道路では、当然自転車は、自転車道を走らなければならない。
そのルールを道路交通法に規定しているが、
知っている自転車乗りは少ないに違いない。
交通ルールを子供のうちから、キチンと教える必要がある。
ルールを教え徹底したら、お巡りさんに取締りを
キチンとして貰いたいものである。
最近の交番のお巡りさんは、歩道の自転車通行を、
注意するどころか、自分たちも歩道を自転車で通行しているから、
取締りなど出来るはずが無い。
ジャンボ・ジェット機が年間22機も、墜落するほどの
交通事故死者を出す前に、ルールの教育と取締りの徹底を
図って欲しいものである。
昨年(2003年)の交通事故死は、一万人を割ったという
ニュースが新聞の小さな記事になった。
テレビでも数秒で報道された。バブルの好景気時代には、
交通事故死は年間で一万人を超えていた。
自動車による交通事故死は、事故が起きてから、
24時間以内に死亡した人の数をカウントしている。
24時間を越えて、亡くなった人の数は、
この中にカウントされていない。
医学の進歩によって、24時間以内に死亡する人の数が、
減少していることは、十分考えられる。
それにしても、一万人の死亡者の数そのものの大きさを
理解して欲しいと思う。
今、イラクに出征しているアメリカの戦死が、
300人を超えたことで、騒がれているが、
日本の交通事故死と比べれば比較にならない。
また、二年前の9・11同時多発テロで亡くなった
人の数は5000人とも言われ、その報復で、
イラク戦争が始まったくらいであるが、
日本の交通事故死の人数と比べれば半分に過ぎない。
また、ジャンボ・ジェット機は、旅客数450人を収容できるが、
一機墜落して450人が死亡すれば、あっという間に
ニュースは世界中に流れるほどのビッグ・ニュースになる。
日本の交通事故死の一万人分の死者を出すには、
ジャンボ・ジェット機を年間22機、墜落させなければならない。
死者の人数の大きさを、よく考えれば、新聞紙の片隅で
報道するようなものでなく、もっと大々的に
取り上げるべき問題である。
交通事故死の殆どは、ルールを守らなかったことに
原因があるのは、どなたも良く御存知の事である。
昨日、カミさんが朝市に行くというので、お供をすることになった。
二車線道路の左側を歩いていると、前方の狭い路地から、
一台車が出てきた。
車は広い道路に出るため、当然のことに一時ストップして、
ドライバーはまず右を見て、次に左を確認し、右折しようとした。
その瞬間、自動車の右側から自転車が目の前を猛スピードで通り抜けた。
(あっ!危ない!)そう思ったが、車はとっさに急ブレーキをして
危うく衝突を免れた。
それにしても自転車は、右側通行をしていたので、
事故が起きそうになった。
ルール通り左側通行をしていれば、
危険な目にあうことは無かったに違いない。
自動車は、運転免許を取る際に、交通ルールを学ぶが、
自転車は(バイシクル)は交通ルールを学ばなくても運転が出来る。
だから、ルールを知らない人が多く、好き勝手に通行する。
最近、繁華街で歩道を自転車に乗っている人に、
自転車から降りるように注意を促しているところがある。
それは、歩道は歩行者のためにあり、
自転車通行のためにはないからである。
自転車から降りて、押して歩くように促すと、中には食って掛かる人もいるが、
道交法の第63条8項に歩道上は歩いて通行するよう規定していると、
注意をしている。
これが自転車の歩道を通行する場合のルールである。
東京は街によって違うが、道路も歩道も道巾が狭く、
自転車は車道を通行するのが建前であるが、危険であるため、
歩道を通行する。
歩道には歩行者がおり、自転車には歩行者が通行の邪魔になる。
本来自転車に乗って通行できない場所であるから、
自転車は肩身の狭い思いをして通行せざるを得ない。
ところが最近は、歩行者よりも自転車の方が、
我が物顔で歩道を走り抜けるのが目立つ。
しかし、実はこれは交通違反である。
車は車道を走らなければならない。
オランダを旅したとき、ガイドさんが語った。
(子供に小学校で必ず教えることが、二つあります。
その一つは、水泳。しかも着衣泳法。御承知の通り、
オランダは水車で有名であるが、水の都だ。
いつ運河に落ちるか解からない。水難から身を守るすべを
教えるという。
その二は、自転車に乗った時のルール。オランダには、
歩道が広くなっており、歩道の自動車道側に、
自転車道が必ず作られており、全国につながっているという。
だから、交通ルールをキチンと教える。)
今、日本も時折、歩道に自転車道を併設した所を見ることがある。
この道路では、当然自転車は、自転車道を走らなければならない。
そのルールを道路交通法に規定しているが、
知っている自転車乗りは少ないに違いない。
交通ルールを子供のうちから、キチンと教える必要がある。
ルールを教え徹底したら、お巡りさんに取締りを
キチンとして貰いたいものである。
最近の交番のお巡りさんは、歩道の自転車通行を、
注意するどころか、自分たちも歩道を自転車で通行しているから、
取締りなど出来るはずが無い。
ジャンボ・ジェット機が年間22機も、墜落するほどの
交通事故死者を出す前に、ルールの教育と取締りの徹底を
図って欲しいものである。