クチナシの花が、今盛んに咲いて居る。
純白でさわやか花嫁でも包みたい想い。
(咲き始めのクチナシ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/8d/13808e0c0dec1326fd801bb36c2f6b4e.jpg)
一日もすると、素晴らしい香りを放ちながら、
満開となる。
(咲き誇ったクチナシ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/90/fb1b68d6393ab35f00c103473c888d79.jpg)
そんな光景が生垣に見られる。
近くを通る人は「あらっ・・」
どこかしらと眺め回して発見する。
その内に雨が降り出し、
香りも美しい姿もかすんで見えなくなる。
梅雨晴れの暑い陽ざしに、
やがて、しおれて汚れたクチナシの花。
(汚れたクチナシ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c7/e6d2b3ee7c8286e800164bb9963e1887.jpg)
最後は匂いも色もなくなり、枯れ果てる。
残酷なこと甚だしい。
(写真上部の枯れ果てたクチナシの花)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/39/30d8d3f4e1d880f778a3da0c532ccaa5.jpg)
花が咲き始め、咲き誇り、
やがて色あせ、枯れ果てる。
そんな人生の縮図を現わしているのが、
クチナシの生垣。
(クチナシの生垣)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/95/c0dd3f09239d7f60669f30b01698d588.jpg)
生々流転(しょうじょうるてん)を表す。(注)
(クチナシの花)
(注) 万物が限りなく生まれ変わり死に変わって、いつまでも変化しつづけること。
「せいせいるてん」とも読む。