楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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思い出のアルバム4ーフランダースの犬

2021年05月29日 03時42分19秒 | つれづれなるままに考えること
ベルギー観光局の日本人代表によれば、
ベルギー人は心優しい人が多く
「一期一会」の心を持った人が多い。

ベルギー人はこれを「Hospitality=ホスピタリティ」と呼んでいる。
日本語で言うと「もてなしの心づかい」
とでも翻訳できるのか・・・

名作「フランダースの犬」はベルギー人には評判が良くない。
主人公の少年ネロが、
死の直前に見たくて仕方なかった、
ルーヴェンスの絵を星の光に
そのわずかな姿を見て終わる。

そのルーヴェンスの絵が、ベルギーのアントワープにある
ノートルダム大聖堂の中にありました。

アントワープの「フランダースの犬」に出てくる村には、
心優しい人ばかりで、
少年ネロが遭遇するような悲劇は起こりえないと、
ベルギー人は信じています。
だから、この物語を好んで読む人はいないと、
ガイドさんの話です。


(少年ネロが見た大聖堂のルーベンスの絵画「キリストの降架」)
(絵画の資料をコピー)

イエスキリストが十字架から降ろされる場面です。
絵画の大きさは、縦421 cm、横311 cm の壮大なもので、

実際には、「キリストの降架」を中央に左右に二枚の絵があり、
三面鏡のように三つの絵で構成されている。
(絵画の資料をコピー)



三面の絵画が大きくて、
縮小しましたので見難くなっています。
左面には、聖母マリアのキリストを懐妊した
大きなおなかを見せています、
右側には嬰児のキリストをマリアに手渡すところを、
描いて居るように思われます。

側面の絵を折りたたんでコピーしました
左右逆になっていますが、
拡大した絵を次にご覧ください。

(絵画の資料をコピー)

ボクは子供の頃
「フランダースの犬」を読んで感動し、
いつかこのルーベンスの描いた絵を見たい、
その願いが叶い大変感動し、
べルギーが好きになりました。

(聖母マリアの被昇天)
(絵画の資料をコピー)

しかし、「フランダースの犬」は、
ベルギー人には、何故人気がないのでしょう?
この疑問が解けません。

この名作がなぜ人気が無いのか、
それはベルギー人の心とは、
違って居るからと言うのは解りますが、
名作をそのまま受け入れることが何故出来ないか、
調べてみると、

どうやら、

それは作家が、

英国人女性だから・・・・

ベルギー人の心が解っていないと、

ベルギー人は勝手に思っているのです。


(世界旅行はつづく)



コメント (8)
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