東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

谷のお面様祭り本番

2013年02月17日 05時56分03秒 | 日記
谷のお面様祭り 今日が 本番です。
保育園、市役所の若手の皆さん、その他ボランティアの皆さんのお陰で 沢山の雪だるまも出来上がりました。
本当に ありがとうございました。
 今朝は 今年一番の冷え込みです。
御所ガ原では マイナス8.6度 福井でもマイナス3度になっています。
車の運転には お互いに充分注意しましょう。
今日の夜、お寺で行われる、谷の伝統料理、サバの熟れ鮨や栃餅、オバの味の山菜料理などが振舞われます。
其の中で、カマシを少し味わって もらおうと 言っていました。
カマシとは、白峰地方の呼び名で、白峰からの出作りの多い東山、上原、奥の河内、御所ガ原では そういう人もおおいのですが、谷や御所ガ原でも、越前集は、マタベー、あるいはマタベといいます。

四国稗(シコクビエ)はイネ科オヒシバ属の一年草だそうです。
原産地はアフリカ東部。
イネよりも先に中国からもたらされたもので、イネの栽培が困難な山間地で栽培されて食用されていたもので
標高700メータ前後に点在する 出作り地帯ではアワ、ヒエと同じく 栽培されていました。
「白山麓・出作りの研究」の本によりますと、牛首村から越前側への出作りの民が多い事について、この山地が白山麓の山地に比べて土地が肥え、南向きで日照時間が長く、斜面が緩やかでヒエ アワなどの栽培や養蚕に適していたからと書いて有ります。天保4年(1833)「続白山紀行」に、御所ガ原付近の様子として、御所ガ原村谷の出村なり、(略)此の辺りより水田に見なれざる穀あり、百姓の言う。又兵衛とい草とて種をとり、団子に製し食事とする由、保浄云う、又稗なるべし、此の草自然生えもこれ有り、但したけ長からず。とあります。稗は畑よりも田で育てるほうが収量も多く、又兵衛草「又稗」はカモアシのことで、主に炒粉(おちらし)や団子にして食べたとの事です。
カモアシ、白峰ではカマシといいますが、実の形が鴨の足に似ているところから 付いた名前の様です。
越前側の又兵衛は、 又稗、ヒエの仲間という意味ではと 私はおもいます。
今日は、市長をはじめ、平泉寺の平泉先生から どんな 感想をいただけるか 楽しみです。
北海道に渡った人たちも この種を持って行ったのでしょうか。