東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

睦月神事〔延年〕

2013年02月20日 16時51分51秒 | 日記
睦月神事を調べてみると、福井市大森の賀茂神社で4年に
一度2月14日に奉納されていると出ていました。
天下泰平、国家安穏、五穀豊穣などを願って行われる800年の伝統のある神事で
越前猿楽の本貫の地らしく延年の面影を遺しており、
大行列や田楽を模した稚児舞、農耕を模した太夫の田遊び、
儀礼など、中世芸能の生きた姿を見る事が出来ると書かれて有りました 。
 谷のお面様祭りも、年寄りは〔インネン〕の祭りとも言います。
因縁とは、平泉寺の因縁かとの思いもありましたが、
そうではなく、延年からきた言葉で、本来なら、
お面様にお参りする前に、今は 夏に行われている、はやし込み行列や
、獅子舞、三番叟が雪の中踏み固められた舞台で行われていました。
 旧暦1月15日を前後に今庄杣木俣 白山神社で お面様おこないがあり、
勝山市滝波では2月11日にお面様三面を厨子にお迎えして手厚く祀り
その笑顔を笑顔を五穀豊穣のよすがとし、
池田町では2月15日に水海の鵜甘神社で「からすとび」
「のっと」等の田楽と「高砂」「田村」
等の猿楽能の古態を伝える能舞の九舞が演じられるほか、
稲荷では須波阿湏疑神社で大正7年2月6日の「おとうの日」に
翁神事と能舞を残すが、現在は能面祭りとしてお祀りしている。
月ヶ瀬では薬師堂小白山で「翁の神事」
がされていたが今は2月3日に 特定の家で古面が祀られる。
志津原でも2月17日に白山神社の「春祭り」として御三面を中心に古面が祀られる。
とあります。
 福井県には沢山のお面様祭りがある事が今回 分かりました。
五穀豊穣を祈る祭りは、自然条件の厳しい、
山の民にとっては 大切な行事だった事でしょう。