そうなんだ。

外国語で知ったこと。

キリシタン・バテレン   ポルトガル語

2013-01-14 13:00:00 | 日記
一昨年前から書き始めた“5年連用日記帳”も3段目に突入です。
つい先日の事と思っていた出来事から、1年2年も立っているのを
日記で気付かされます。

この日記帳の後半ページ余白部分に、観た映画と読んだ本の
題名・作者も書きつけてあります。(漫画を除く)
去年の映画館行きはたったの2回。 本は33冊読んでいました。
そのうち21冊が時代物の小説です。

“古本市場”より500円サービス券付き葉書が来ていたので、
今年の読み始め本を探しに行きましたが、まやもや歴史小説を
買ってしまいました。
永井路子著『乱紋』上下巻です。 織田信長の妹・お市の方の
3人娘のうち、三女お江の話です。
お江の話は他の本でも読んでいますが、作者によって性格が違う
のが面白いです。 今回のお江は口が重く、おっとりしています。

この時代の話には、必ず “キリシタン・バテレン”という言葉
が出て来ます。
ポルトガル人が伝えたので、両方ともポルトガル語という事ですが、

「cristao」(クリスタオ)・・・キリスト教徒《キリシタン》

“キリシタン大名”だと、『何故にそこまで外国の宗教にハマったん
だろうねぇ?』 という閉ざされたイメージですが、これが英語の
“クリスチャン大名” という呼び名で教科書に紹介されていたら、
開かれた大名という印象を受けそうではありませんか?

「padre」(パドレ)・・・神父《バテレン》

ポルトガル語の “神父”にあたる単語を、日本語では宣教師の意味で
“バテレン”と呼んだようです。 恐そうな人を連想させる響きです。 
日本語の“神父様”(シンプサマぁ)の方が、罪も告白しやすそう・・・。

クリスタオがキリシタン、パドレがバテレン・・・。 

昔の人へ質問です。
どうすりゃ、そんな風に聞こえるの?






コメント (2)
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