御嶽山の噴火で
日本列島とはそういう危険性のある島なのだ
とあらためて認識させられました。
今回の悲惨な出来ごとで、この山を表す漢字は “御嶽山”
と厳しい雰囲気を醸し出す “嶽” に定着しましたが
それまでは “岳” を使い “御岳山” と
のんびりした響きが一般的だったと思います。
このようなイメージを我々に持たせていたのは
『木曾節』 のゆっくりと山々に向かって “こだま”
させるような歌声からでしょう。
♪木曽のナー 中乗(なかの)りさん
木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンチャラホイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ♪
それまで “おんたけさん” 同様に “なかのりさん” の
“さん” も漠然と “山(やま)” だと思っていました。
しかし、ニュース番組で近隣の山々の名称を乗せた地図が
映しだされた際に “中乗り山” が見当たらなかったことが
ひっかかっていました。
検索の結果・・・。
“山”の名前ではなく、敬称の“さん” だとわかりました。
諸説ある中で、私がこれであろうと思ったのは
木曾谷の地酒『中乗りさん』を作っている “中善酒造店”
のホームページに乗っていた中乗りさんの由来です。
要約しますと
木曽は天然ひのきを始めとする良材の産地で、深山で伐採
された木を木曽川で運ぶのだが、早い流れで筏(いかだ)
が組めずに1本1本ばらばらにして流したそうだ。
前後左右に流れるばらばらの木材に飛び移りながら器用に
運ぶ運搬人を “中乗りさん” と呼んでいたそうだ。
♪木曽のナア~なかのりさん
木曽の名木 ナンチャラホイ
ひのきにさわら ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ♪
という『木曾節』の中のフレーズからも、この説が有力だと
しています。
意味もわからずに、口ずさむだけだった 『木曾節』 が
渓谷を縫う流れの早い川で、危険と隣り合わせで仕事をする人たちの
映像に変わっていきます。
この発見を我が家の若者に伝えたところ、2人ともが
「その歌、聞いたことがない」
と言うではありませんか・・・。
是非、義務教育の音楽で民謡も取り入れてほしいです。
日本各地の民謡が世代を超えて共有できることを願います。
日本列島とはそういう危険性のある島なのだ
とあらためて認識させられました。
今回の悲惨な出来ごとで、この山を表す漢字は “御嶽山”
と厳しい雰囲気を醸し出す “嶽” に定着しましたが
それまでは “岳” を使い “御岳山” と
のんびりした響きが一般的だったと思います。
このようなイメージを我々に持たせていたのは
『木曾節』 のゆっくりと山々に向かって “こだま”
させるような歌声からでしょう。
♪木曽のナー 中乗(なかの)りさん
木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンチャラホイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ♪
それまで “おんたけさん” 同様に “なかのりさん” の
“さん” も漠然と “山(やま)” だと思っていました。
しかし、ニュース番組で近隣の山々の名称を乗せた地図が
映しだされた際に “中乗り山” が見当たらなかったことが
ひっかかっていました。
検索の結果・・・。
“山”の名前ではなく、敬称の“さん” だとわかりました。
諸説ある中で、私がこれであろうと思ったのは
木曾谷の地酒『中乗りさん』を作っている “中善酒造店”
のホームページに乗っていた中乗りさんの由来です。
要約しますと
木曽は天然ひのきを始めとする良材の産地で、深山で伐採
された木を木曽川で運ぶのだが、早い流れで筏(いかだ)
が組めずに1本1本ばらばらにして流したそうだ。
前後左右に流れるばらばらの木材に飛び移りながら器用に
運ぶ運搬人を “中乗りさん” と呼んでいたそうだ。
♪木曽のナア~なかのりさん
木曽の名木 ナンチャラホイ
ひのきにさわら ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ♪
という『木曾節』の中のフレーズからも、この説が有力だと
しています。
意味もわからずに、口ずさむだけだった 『木曾節』 が
渓谷を縫う流れの早い川で、危険と隣り合わせで仕事をする人たちの
映像に変わっていきます。
この発見を我が家の若者に伝えたところ、2人ともが
「その歌、聞いたことがない」
と言うではありませんか・・・。
是非、義務教育の音楽で民謡も取り入れてほしいです。
日本各地の民謡が世代を超えて共有できることを願います。