そうなんだ。

外国語で知ったこと。

プレミアムとプレミア   英語

2015-07-06 13:00:00 | 語学
前回のブログ 『プレミア 英語』に寄せられた
“友人わんこ”からのコメントです。

 さらに『プレミア』が『おまけ』的な意味だったのにもびっくりです。
 『特別な』とか『一つ上のクラスの』みたいな意味に捉えていました。
 …なんか、プレミアの格が下がった(; ̄O ̄)

この勘違いは、日本語での発音とカタカナ表記と省略に問題があります。

「premium」(プレミアム)・・・割増金・手数料・おまけ

これをプレミアと縮めて呼ぶことがあります。
(プレミア付き商品券)は、おまけが付いた商品券。
(プレミアがついたチケット)は何らかの付加価値が加わって
 実際の定価より値段が高くなっているチケット。<割増金付き>

通常のレギュラービールやコーヒーに対して高級志向のものを
(プレミアムビール)(プレミアムコーヒー)と呼びますが
これは原材料の吟味、手が込んだ製法や工程などの各種付加価値を
加えて、値段もその分お高くなっているビールやコーヒーです。
通常の物に、ひと手間加えた付加価値から “高品質の・高価な”
という和訳も成り立っています。


一方・・・
「premier」(プレミア)・・・第一級の・最高の・劇の初日・映画の封切り

こちらの英単語はもともとフランス語の
「premier」(プレミエ) から英語に入りました。
フランス語の辞書を引くと、英語の「first」 にあたる。 
との解説が付いています。 

「first」(ファースト)・・・一番目の

本来は “1番” の意味を持つ単語ですから

(プレミアクラス)と言えば、(ファーストクラス)一番良いクラスですし
(プレミア会員)と言えば、(ファースト会員)一番ランクの会員様です。
(プレミア・ショー)は一般公開に先駆けて行う試写会で
一番最初の上映という意味があるのでしょう。(ファーストショー)


二つの使い分けを、あやふやにしない為にはプレミアムをプレミアと
縮めて言わないことです。 
“ム” を付けようよ、“ム”を。

とは言え、私達 “そうなんだ仲間” の力では変わらないでしょうから
とりあえず、“一番の”という意味をつけてみて

意味が通らなければ 「premium」のプレミア
意味が通れば 「premier」のプレミア

とするしか、ないでしょうね~。


 ~ご報告~

プレミア付き商品券。 
発売予定時刻の3時間前に行くも、すでに長蛇の列で
係員に無理だと言われて帰ってくる。
購入作戦失敗に終わる。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする