日本語の単語を、そのまま英語にしても、まったく通じないことはよくあります。
今回は、双子を説明する単語がそうでした。
私が通う英会話教室の授業。
昨日は、久しぶりにテキストに沿ってのレッスンになりました。
まだ最初の方のユニットなので、 "家族の紹介” がタイトルです。
そのページに、 「twins」(トゥインズ)・双子の写真があったので質問しました。
私 「What do you say 一卵性 or 二卵性 in English ?」・・・英語で一卵性や二卵性はどう言うの?
若い英国人講師は、 眉を寄せて
英 「What ?」
(イチランセイ・ニランセイ) と、聞き取れてはいるものの、考えている様子。
そこで、日本語をそのまま英語にして言いました。
私 「One egg or two eggs」・・・一卵や二卵
言ったあとに、あまりの生々しさに自分で苦笑してしまいました。
他の生徒(お姉様方)も、顔を見合わせて苦笑い。
講師は、新発見をしたとばかりに日本語で
英 「ランハ、タマゴノコトデスカ」
日本語の表現の意味がわかったようです。
一卵性双生児と二卵性双生児の英単語は
「identical twins」(アイデンティカル トゥインズ)・・・一卵性双生児
「non-identical twins」(ノンナイデンティカル トゥインズ)・・・二卵性双生児
卵という単語は使われません。
「identical」(アイデンティカル)・・・全く同様の・等しい
日本語の単語としても使われる言葉に 「identity」(アイデンティティー)があります。
日本語訳は色々とあります。
「identity」(アイデンティティー)・・・同一であること・独自性・正体・身元
"同一である” という意味がベースなので、 自分は自分であるという意味になります。
派生して、 "自分は何だ” → "自分はこうだ”、 がアイデンティティーです。
"私のアイデンティティーはお世辞が言えないこと”
"私は探求心旺盛なアイデンティティーの持ち主だ”
本来の自分を、アイデンティティーーと言います。
アイデンティティーの確立、アイデンティティーを見失う。
アイデンティティーの部分に ”本来の自分” (自分=自分)を当てはめれば、 わかりやすいでしょう。
身分証明書の "IDカード” は、 「identity card」(アイデンティティー カード)です。
これは、本人と同一であることを証明するカードと言う意味から、身分証明書になります。
さて、双子ちゃんの話に戻ります。
アイデンティカルという単語が持つ同一の意味も、 ここではDNA レベルなのでしょう。
しかし、卵という言葉を使うよりは、さらっとしていますね。
一卵性・二卵性・・・。
そのまま訳すと、苦笑されるので、気をつけましょう。