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そうなんだ。

外国語で知ったこと。

デモ   英語

2013-07-08 13:00:00 | 語学
先週は、国内の参院選とエジプトのクーデターのニュースに
新聞の第1面が占められていました。
クーデターや革命という言葉を聞かない分、日本は平和です。

エジプトと言えば、ムバラク大統領の名が有名でしたが、
『アラブの春』以降、ムシル大統領だったんですね。
よその国の大統領は、何年もその座にいないと知りません。
日本の首相はあまりにも任期が短すぎて、諸外国の方が
覚えていないのも頷けます。

フランス語のクーデターを取り上げようと思っていたら
すでに、書いていました。
書いている私が忘れているくらいですから、覚えている人は
いないでしょう。
よければ、ここをクリックして下さい。
そのページに飛ぶようにしてあります。

“デモ”にします。 英語です。

「demonstratoin」(デモンストレーション)・・・デモ・示威運動
                   実演・《商品などの》実物宣伝

デモはデモンストレーションの略です。
でも、「~反対!」の行進だけでは、ないんですね。

ミュージシャンが売り込みやコンテストに応募するために、
録音したテープを“デモテープ”と言います。
スーパーなどで、実際に調理方法などを実演しながら販売する
方法を“デモ販売”と言います。

どれも元をたどれば、なんとなく同じ意味合いなのかな?
とは無理矢理思うこともできますが・・・。

でも、イメージは随分違います。

(でも と デモ 掛けてますよぉ。)



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式年遷宮

2013-07-05 13:00:00 | 語学
式年遷宮祭・・・一定の期年において新殿を営み、これに神体を
          移す祭り

今年は伊勢神宮で20年ごとに行われる、式年遷宮の年です。
このしきたりを決めたのが天武天皇、行ったのが持統天皇だと
知って驚きました。 西暦700年の少し前くらいです。
それ以降、約1300年間に渡り、20年ごとに行われています。

曽我氏を倒し(645年)“大化の改新”を行ったのが
若き日の天智天皇。 その弟が天武天皇。 
解りやすいように、天智天皇を兄、天武天皇を弟と記します。
兄弟の間で揺れた額田王の女心はご存知でしょうか・・・。
弟と恋仲で子供まで産んだ額田王を、兄が強引に自分の妻にします。
兄が催した薬狩りの行事。 男は鹿の角を拾い、女はムラサキなどの
野草を摘みます。
夜の宴会で、兄を含む皆を前にして二人が詠んだ歌がこれです。

額 「茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖ふる」
弟 「紫の 匂える妹を 憎あらば 人妻ゆえに われ恋ひめやも」

久しぶりに元カノを見た弟が野原で手を振ったんじゃないですか?
額 “そんなに手を振って、警備の人が見てないかしら?”
弟 “美しい人妻であるあなたを嫌いなら、こんなに恋しく悩む
   ことはないのに”

大勢の前での歌詠みですから、お互い誰とは言ってないですが・・・。
元カレにこんな風に歌われたら、悪い気しないですよね。

かと思うと、額田王は兄を思って詠んだこんな歌も残しています。

額 「君待つと 我が恋ひ居れば 我が宿の 簾動かし 秋の風吹く」

“あなたに会うのを心待ちにしていた時、簾が揺れたので“来てくれた”
 と心踊ったのに、風で動いただけでした。 むなしいわ・・・。”

胸キュンの恋心。 どっちが好きなのよ~?

兄は当時13歳だった自分の娘を、この弟と結婚させています。
彼女が後の持統天皇で、14歳年上の叔父である、後の天武天皇と
夫婦になりました。
何がどうなちゃってんだか・・・。

私は、額田王や持統天皇の、雅(みやび)ながらも複雑であった
だろう心中に思いをはせて、空想を巡らせたものです。
その中の登場人物が、最初に伊勢神宮の式年遷宮を行った人だと
知って、俄然興味が湧いてきました。

伊勢神宮を訪れたら、万葉の息遣いを感じられるかしら・・・。

日本浪漫紀行だわぁ~。



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蝶ネクタイ   仏語・英語

2013-07-03 13:00:00 | 語学

そう言えば、ここのところモンシロ蝶も見てないなぁ。
蝶々の集団は嫌ですよ・・・。 
“幸福の黄色いハンカチ”ならぬ、黄色いモンキ蝶がひらひら
一匹飛んでいるのを見つけると、なにか良い事ありそうで、
得した気分になります。

フランス語で蝶は、きっと聞いたことがあります。

「papillon」(パピヨン)・・・蝶・蛾

「llon」という綴りですが(ロン)ではなく(ヨン)と
発音します。
蝶ネクタイは何というのでしょう。

「noeud papillon」(ノ パピヨン)・・・蝶ネクタイ

聞いたことありません。

英語で蝶は、バタフライです。 水泳のバタフライは
見ようによっては、蝶の羽ばたきに似ていなくもありません。
では、蝶ネクタイは何というのでしょう。

「bow tie」(ボウタイ)・・・蝶ネクタイ

「bow」(ボウ)語源は“曲がったもの”です。
説明書きによれば、このボウタイの中にバタフライタイと
呼ばれる種類の形はあるようです。

ボウタイ、ボウタイ・・・。

これは聞いたことがありますよ。
なぜか、漢字で“棒タイ”と思い込んでいました・・・。





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アンケート   フランス語

2013-07-01 13:00:00 | 語学
朝日新聞の土曜日朝刊に「be」という別刷り版が
折り込まれています。
先週この中にある「beランキング」のタイトルは
“どうにも気になる口癖” でした。

10位に我が母の口癖でもある “要するに” が入っていました。 
母の長々とした説明話しに
「ふん、ふん」
と適当に相槌を打っていると、必ず
「だからね。要するにぃ~」
と注意をうながし、それまでと同じ話を繰り返します。
“要するにぃ~” の後も、全く話が要約されていないんです。

新聞のコメントは我が意を得たりでした。
“要点をまとめる際に使うが、これで話が簡潔になった人を
知らない。”

早速この記事を見せると、「上手い事、言うもんだねぇ。」
と笑っていましたが、そこじゃないでしょ・・・。

2位の “ぶっちゃけ” は私も嫌いです。
「ぶっちゃけね、このお値段ほとんど利益出てないんですよ」
とセールスされた時、相手はフレンドリー路線・いい奴演出の
つもりかもしれませんが、馴れ馴れしくて・軽薄としか
受け取れませんでした。 もちろん買いません。

“っていうかー”・“~みたいな”・“超(チョー)” など
ベスト10のうち、ほとんどが若い人の使う言葉でした。
アンケートの回答者は朝日デジタル会員とのことですから、
中高年の声が多数派だと思われます。
若者の新しい言葉が、耳触りなんでしょうね。

単語 “アンケート”。 今や日本語ですが、元はフランス語です。

「enquete」(アンケト)・・・アンケート・調査・問い合わせ

和英辞典でアンケートを引くと、英語では
「questionnaire」(クエスショネア)
注意書きとして、“アンケートはフランス語”と書いてあります。

口癖というのは、自分では気付きにくいものですが・・・。
指摘されて初めて 「そうなんだ」 と気が付きます。

コメント (4)
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