王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

少子化問題 その3 楢山節考

2005-10-22 23:20:01 | 少子化問題
少子化問題と高齢化の問題は今の日本にとって切り離すことの出来ない そう紙の裏表の様な関係だと思うのです
昔 昭和32か33年頃 楢山節考という小説が賞をとり続いて映画化された 舞台は奇矯な行動が目立つT知事の治めるN県は楢山という山麓にある貧しい農村 収入が一定で子供が増えるから老人は還暦に為ると楢山に息子に追われて捨てられる 雪の中鐘を鳴らして念仏を唱える 消えた時がお迎えの時 姨捨伝説に素材を取っている 主人公のおりんばあさんはまだ前歯が丈夫でそれが恥ずかしいとして石臼にぶつけ欠こうとする 雪も降りだし楢山行きに嬉々として余念が無い 一方隣の爺は楢山なんぞ行きたくない そこから起こる人情の葛藤を書いた様なと記憶する 

日本人は以下のような選択を好まないが敢えてする
百人載りの船が沈む ボートには六十人しかどうやっても乗れない 或いは某国のミサイル発射に対し百人の避難民に六十人しか退避壕に収容できない もっと現実味がある怖い話は百人に対し六十人分しか食料が無い 配給の基準の優先順位をつけよという事だ 正解は無いかもしれない でも決めておかないと無用の混乱で助かるべき六十人も死んでしまう あなたならどうする

爺ならばまづ子供づれの夫婦、妊婦、幼児、医師看護婦、保育士助産婦、小中学校教師、警察消防官、20歳までの男女、30歳までの男女、以下60歳までの男女
で自力歩行可能なもの まもなく3分の1が65歳以上というから この辺で満員と為ろう

いずれにしても爺婆は最後だ でも彼らは選挙権があり小金があるから文句が出るだろうな 20歳までの人は選挙権が無いからね そう若くても年金未納、選挙に行かず、定職なし、引きこもり等も優先順位を落としても良いね

勿論 官僚や政府の役人は一番最後さ 
コメント
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