王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

消費税は課してはならぬ! 信長より

2005-10-09 08:44:29 | 税、年金、国保
学校の日本史の時間に織田信長が旧勢力に対する改革として“楽市楽座”を行ったと習った もう少し細かく解説すると楽市は市銭および関銭の廃止を行った事を指す 旧勢力の貴族寺院神社武将は月の六のつく日ごととか十日目ごととか自領で開かれる市に市銭を課した(市場の商人に税金をかけ払えないものは入れない) 当然競争が阻害されるから商品は高くなり かつ税金分高くなる 庶民の嘆きが分かる 関銭は道路に柵を結い人や物の通過に関銭を課した 払えぬものは難儀だし払った分だけ商品は高くなった 市銭が今日の消費税であり 関銭は有料道路の通行料だ 民主党が有料道路は廃止すると宣言したのは正しい 関銭はここでの主題でないのでこれまで さて楽座は生産元の商人が貴族寺院神社武将に金を納める代わり独占的販売を認められかつ新規の生産者の市場参入を拒んだ つまり旧勢力により生産者価格が高くなり物流コストの増加が商品価格にはねかえるよう仕組まれていた この生産者価格のカルテル行為と物流の障害要因を粉砕したのが信長公による楽市楽座である 市銭(消費税)は課してはならない これが日本の改革派の主張である
    
消費税が導入された時にもそして今でも消費税は(或いは他の税でも税制でも)欧米ではとか北欧ではとか鬼の首でも取ったように外国でやっていることであればやらないのが間違いの如き発言をする輩が大勢いる
      
この消費税であるがフランスがアルジェリアを失い(1962年)ポルトガルが最後の植民地(アフリカ、インドネシア)を撤退した頃(1974~)ヨーロッパは深刻な経済的冬の時代を迎えた 為替、物流、石油、砂糖、金あらゆる経済謀略が世界を駆け巡った 西ヨーロッパ諸国は経済的不況を政治的統合で切り抜けようとしている これがECの市場統合である このような経済的不況の中で緊急避難的に採用されたのが“消費税”である そもそも税は卵一パック、豆腐一丁、もやし二袋、豚小間200グラムごとの取引に乗せて徴収するべきものではない 忘れやすい爺でも思い出す 消費税導入の前 参考映像としてテレビでこんなのがあった イタリヤの話と思うが警官が自動小銃を持って高速道路を封鎖する 並んだトラックの荷台を開けさせ消費税が課税される帳票が付いているかどうかを検査している 帳票が付いていなければ脱税というわけだ 今にして合点が行くが国が消費税をどんどん課してくれば庶民は相対取引-個人の闇取引-の形にして消費税を払わない これにマフィアが絡んだり偽の帳票が作られたりしててんやわんや 裏経済は盛んだが国は貧しいとの事だった
      
爺は消費税そのものに反対だし消費税率引上げ なんてとんでもない 無理やり与党がやればいくつかの手はある 1:なるべく物を買わない 2:消費税を取らない店で買う 3:個人取引にして領収書なしで消費税も払わない その結果半年もすれば テレビの Jネットタダダ とか四越ショッピングでも これで80000円のお値打ちです 更に領収証不要の方には75000円の価格でご提供です 但しお申し込みの際はB勘定でと指定することをお忘れなくなんてね したたかに対応しましょう



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