王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

靖国の季節

2006-08-06 13:29:41 | 靖国関連
核保有国に交渉訴え 平和記念式典で広島市長 (共同通信) - goo ニュース

今朝は野暮用でバタバタしていて広島の原爆の日のニュースをちらと見た後 次にTVの日曜討論を見ると最後の5分ほど どこやら大学の所教授(この人は靖国神社総代のはず)と東京大学の姜尚中教授 靖国問題と中韓の関係をどうなんてやっていたのだな これに小説家上坂冬子、T条大将の孫娘(と言っても60歳以上)が出ると靖国の季節だ

10時からサンデープロジェクト 自民党の政調会長中川秀直氏がゲスト 爺はこの人は幹事長の時奥様以外の女性を部屋に入れピースかなんかしてる所をフォーカスされ短期で辞任したので余りよい印象を持っていなかったがここ1年位言うところを聞くと中々しっかりしている 甘いものも辛いのもいける器用な方なのであろうか?

冒頭広島原爆被害者に対する黙祷で始まった
靖国参拝に関して中川氏は「大東亜戦争を自存自衛のための戦争であるとかA級戦犯は濡れ衣である」とする様な所謂「靖国史観」は政府の見解とは異なる 政府は東京裁判を受け入れA級戦犯を認識してこの戦争は近隣諸国に多大な迷惑を掛けたと認識している
小泉総理も同じ認識である」そうだ

それでも小泉総理は「戦争で尊い命を国に捧げた方々に哀悼と感謝の誠を捧げる為靖国神社を参拝する」のだそうである

それなら何故靖国神社でなければならないのであろうか??
隣接する千鳥が淵の戦没者墓苑に陸海空三軍より儀仗兵を選抜し威儀を正してお参りをすれば良いのに 靖国に眠る戦没者の霊には「力なくて靖国神社の政治主張を正す事が出来ないので墓苑で感謝を捧げる」と心で念じれば思いは通じると思う
それをしないのは靖国でなければならない裏の理由が無いのか?

そうでなければ元民主党の西村慎吾氏の様に「次回の戦争の際は必ず勝つから」と靖国神社にお参りすると発言している方が分り易い

前週の遺族会会長古賀氏の発言ともあわせ「宗教法人の(自主)取りやめ」「A級分祀」「無宗教となった施設の国家護持」の方向に向うかもと示唆 昭和49年頃までの靖国神社国家護持運動に触れていた あの頃は遺族会は一大政治団体で会推薦の参議院議員を1名当選させる程の実力があった
戦後はや61年が経っている 古賀氏が文芸春秋8月号で語る公務扶助料が6400億円 編集長の辛口時評のK氏によれば(昨年の記事で)旧軍人軍属の本人及び遺族124万人に1兆円と232億円とある 
国税実収が50兆円として1兆円は2%である 124万人という大人数に対し金銭扶助する事を戦後61年経って(と言う事は2世代が終わり第三世代に入る)いるのであるからいい加減打ち切られないと可笑しくないか この当りの検証をする必要がある
国家による靖国護持の迂回融資を残したまま無宗教を装い国家護持する事等は止めてもらいたい物である

平和記念式の市長の挨拶は政治色の強いものであったがくたびれた顔して列席していた小泉総理を非難するものはいない 犠牲者の慰霊に重心があるのだから

共同通信:
広島は6日、人類史上初の原爆投下から61年となる原爆の日を迎えた。広島市中区・平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、被爆者や遺族ら約4万5000人が出席。秋葉忠利市長は平和宣言で、核保有国に対し核軍縮に向けた「誠実な交渉義務」を果たすよう訴えた
引用終わり
コメント (4)
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