王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中1 いじめで自殺

2006-08-27 07:54:55 | 社会
「生きていくのが嫌に」 愛媛・自殺生徒の遺書全容判明 (朝日新聞) - goo ニュース

何とも可哀想で後味が悪くて怒りのやり場の無い事件だ

報道によれば今治市の市立中学1年生の男子生徒(12歳)が登校日の前日にあたる17日自宅近くで首吊り自殺をした

ご両親が遺書を公表された
それによれば3年も前からいじめがあった様だ
しかも地域では小学校も中学校も学年1クラスというからいじめられている子にしたら逃げ場が無い

現在小中学校のクラスの管理はどうなっているのであろうか 爺が子供の頃の様に1学年10クラス 1クラス55名なんて事はあるまい 担当教師を責めるだけでは問題は片付かないが[学年1クラス]で自分のクラスで自殺につながって行くいじめの予兆も臭いも感じ取れなかったのであろうか?
爺が子供の頃には級長がいて学級委員なんてのもいたもんだけど

クラスを実質管理する「闇の級長」が公の組織とは別にあって学校側への「チクリ」を許さなかったのか?
クラス員全員がいじめに関与しているため悪いことをしている意識さえもなかったか?
担当教員はうすうす知ってはいたが自殺にまでいたるとは想像していなかったとか

遺書がなければ多感な中学生が自殺で片付けられていたのであろう
全国で見えないところで山ほどある話のはずである 学級担任はもとより学校管理者はよくよく心を澄ませて職務に当たってほしい
戦前は教師は聖職者であった 今はサラリーマンであり労働者でしかなくなってしまった それはそれとして「学校が解決できず両親に心配は掛けたくない」との思いで自殺してしまった若者の心は悲しい
謹んで哀悼の意を表します                合掌

朝日新聞より:抜粋
いじめを苦に17日に自殺した愛媛県今治市の市立中学1年の男子生徒(12)が、学校で「貧乏」や「泥棒」と言われて「生きていくことが嫌になった」などとつづった遺書の全容がわかった。生徒が通った小、中学校の校長らは、生徒宅を訪れて再発防止を願う家族の思いを聴き取り、市教委はいじめの根絶を誓う文書を市内の小中学校に送った。

■遺書の全文

 遺言書

 最近 生きていくことが嫌になってきました。クラスでは「貧乏」や「泥棒」と言う声がたえず響いていて、その時は悲しい気持ちになります。それがもう3年間も続いていて、もうあきれています。それに、毎日おもしろおかしくそいつらは笑っているのです。そう言うことでこの度死ぬことを決意しました。

 私が、死んだ後の物はAとBで分けて下さい。机にある小判は私だと思って持っていて下さい。

 AとBは僕の分まで長生きして、いい職について下さい。

 いつも空から家族を見守っています

 さようなら

 いままで育ててくれてありがとう

     母さん父さん

    By.○○ 

(注=A、Bは弟、○○は本人の名前)

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする