王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

偽装 霜降り馬刺し 公取排除命令

2007-12-16 05:40:25 | 社会
脂注入「霜降り馬刺し」 公取委、白木屋など排除命令(産経新聞) - goo ニュース

爺はこの記事を読んだときいまいち内容が分かりませんでした。ブログを始めて2年半、昔なら怒り狂ってすぐ批判記事を書いたと思います。しかしその後の追加情報も有りませんからこれが「公取委による処分の全て」だったのでしょうね。

爺の疑問は「有名な全国チェーンの居酒屋で“霜降り馬刺しもどき”を客に出していてその肉の製造社が2社という事なのですかね?」
或いは居酒屋大手は自社仕入れか自社製品

居酒屋チェーン大手3社の店舗は合計すれば数百店舗にはなるでしょうか?
そこで仮に1店舗あたり1日1キログラム「霜降り馬刺しもどき」を消費していれば全国で数百キロのそれが必要です。

報道からはその供給元は西の「業務用スーパー」と東の「食肉加工会社」の二社です。
この2社だけで「霜降り馬刺しもどき」の供給は足りていたのでしょうか?
それとも他社まで取調べの手が廻らないのか?
或いは他社は「人工的に肉に手を加えた馬刺し」と表示して卸していたか?
この辺りが爺には見えてこないという事です。
もう少し付け加えれば、大手3社は「偽霜降り」と承知で販売していたんですかね?(承知の上と思いますが)

まあ肉なんて戦後母親がちょうど今頃(年に1度)作ってくれた牛肉のすき焼き(というかすき焼き風味鍋)で夕食を食べるのが楽しみでした。たまにうすく伸ばした店屋物のビフカツ、世の中が大分落ち着いてきてそばやの出前の「カツどん」。
これが食べられる日は「幸せ」を実感した。
その程度が一般家庭の肉に対する親しみ方であった。爺は浜っ子であるが当地で生の「牛肉や馬肉を食べる習慣はない」
爺の長男が大学生のころ焼肉屋で「生の牛肉のたたき」を出すのが流行った。
「うめー!やめられねー!」なんて叫ぶから「このばか者!日本人は獣肉は生で食わない。タタール人や他、生肉を食べる人はニンニク、タマネギ、ねぎ、わさびの類を一緒に山ほど食べて寄生虫による害を防いでいるんだ。すぐ止めろ。」と大分揉めた。

時代は変わって「牛の霜降り」か「マグロのおおとろ」にヒントを得たのであろうか? 爺は馬肉を食べるという習慣が無いから全く分からない。一部報道では「本物の馬刺しの霜降りは量も少なく霜降りもどき」の数倍の卸値だそうである。

何だか「比内地鶏と思い廃鶏をウメー」と言って食べていた事件を思い出した。
本年最後の「偽」騒動で終わることを期待します。

ところで問題の「霜降り馬刺し」であるが、それほど人気があるなら、爺が書いたように「霜降りもどき馬刺し」とか「霜降り風馬刺し」なんて名前を変えて新年で直しては如何だろうか。


産経新聞:
脂身を注入した馬肉を「霜降り馬刺し」「トロ馬刺し」などと不当に表示して販売したとして、公正取引委員会は14日、景品表示法違反(優良誤認)で大手居酒屋チェーンの運営会社3社と、食肉加工会社など2社の計5社に排除命令を出した。

 命令を受けたのは、居酒屋チェーン「白木屋」「月の宴」「かみふうせん」を運営するモンテローザ(東京都新宿区)、村さ来本社(東京都中央区)、「八剣伝」「酔虎伝」「居心伝」を運営するマルシェ(大阪市東成区)の居酒屋チェーン3社。

 また業務用スーパー「A-プライス」を運営するトーホー(神戸市東灘区)、食肉加工会社「ファンシー」(東京都台東区)。

 公取委によると、居酒屋3社は最も早い会社で平成16年10月ごろから、赤身に馬の脂を注入した肉を「霜降りトロ馬刺し」「国産霜降り馬刺し」「とろ馬刺し」などと表示した。マルシェは今年5月ごろまで表示を続けた。

 トーホーは18年4月ごろから今年6月ごろまでの間、「A-プライス」で販売した馬肉を「馬刺特選霜降(中国産)」などとして販売した。

 ファンシーは18年4月から今年8月ごろまでの間、「桜の極」という商品の包装袋に「極旨霜降り馬刺し」と2カ所に記載した。各社は現在は表記をとりやめているという。トーホー総務部は「表示について早急の検討課題としたい。今は商品は『馬刺し(馬脂注入品)』と表示して販売している」と話している。
(引用終わり)
コメント (6)
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