王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

防衛省が裏金 数千万円?

2007-12-18 09:26:05 | 政治
防衛省が架空領収書で裏金捻出 組織ぐるみ数千万円プール(共同通信) - goo ニュース

数日前から細切れに話は出ていた防衛省による裏金つくりの疑惑だがついに「組織ぐるみで数千万円をプール(共同管理)」が問題になり福田総理は「真相解明と厳正処分の必要性を強調した」そうだ。これを受け(?)町村官房長官は「調査を指示」したそうだ。

爺は昨日たまたま「福田内閣支持率低下」について書いた。
その際、「年金問題」「薬害肝炎」の取り組みに対し国民が不満を感じたとの解説に加え幾つかの追加材料を書き加えた。
その際、守屋元防衛省次官の不祥事関連については書いたが「この裏金問題」は新たな火種であろう。

更に付け加えれば、「佐世保の猟銃乱射」の実態が徐徐に明らかに成ると「猟銃やライフルの所持許可」が大変ゆるふん(ふんどしの締め込みが甘い事から引いていい加減との意)で有る事が判って来た。
本件についても福田総理の姿勢は明快でない。
爺が総理なら「被害者の事を思うと胸が痛む。私個人としては銃砲の所持は原則禁止と致したい。その方向で関係方面の叡智を集めたい」加えて「無許可の銃砲の横行も気に掛かる。年末に向けその種の犯罪防止に関係諸方面の一層の取り組みを期待する」とでも言えばいささかの感銘を受けた。

話を戻して福田総理の「防衛省の裏金プール」問題はその姿勢如何でプラスにもマイナスになろう。
さて話を広げれば再延長の国会は新年15日まで。その前に今月27日頃訪中の日程が立っている。漏れ聞けば「東シナ海油田」の開発停止だか共同開発だかは訪中時には解決の目処が立たぬそうな。
福田総理が行けば「解決に目処が立つ」問題でもなかろうに。

そんな事より「年末に慌しく訪中して保守右派」の憤激や国民一般の失笑を買わないことを願います。

外政は国論を一つにしないと成功はおぼつかないというのが大原則ですから、現状の福田政権では成功は難しいと思います。
「中ション(中国へ行きションベンをしてくるだけ、引いては単に箔付け、挨拶周りの意)」で済めば最低限で合格だよ。
是非ODAに名を借りた戦後賠償が片付いたのであるから、環境整備に名を借り5兆円もの新たな借款の約束などして来ないで欲しい。

福田総理! 何か庶民が総理の一言を聞いた途端、「ああ、そうか」とか「その通りだよなー」或いは「全く同感だ」と言うような(ぶら下がり会見での)発言をして欲しいものです。


共同通信:
防衛省が情報収集を主目的とする報償費の多くを架空領収書で裏金化し、幹部などの裁量で使えるような不正経理を組織ぐるみで長年にわたり続けていたことが15日、防衛省OBらの証言で明らかになった。裏金が職員同士の飲食経費など目的外に流用された可能性は否めず、新テロ対策特別措置法案の国会審議にも影響を与えそうだ。裏金工作は数十年間繰り返され、プール金は総額で数千万円に上るという
(引用終わり)
コメント (2)
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