王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ノンフィクション作家の加藤仁さん逝去

2009-12-21 07:53:59 | 社会
ノンフィクション作家の加藤仁さん死去(読売新聞) - goo ニュース

ノンフィクション作家の加藤仁さんが逝去された事を知りました。
爺よりずっと若いはずだけどと思いました。享年63歳 脳腫瘍だそうです。
まだこれからという気がしますが残念です。
謹んでお悔やみを申し上げます。      合掌

加藤さんは記事にもあるように「サラリーマンの定年退職者」のその後を追い生活者の視点から人生模様を描き新しい日本人論を展開していました。

実は爺も「サラリーマン定年退職者」で企業家?(起業家でしょう)としての決断と現状との事で加藤さんのインタビューを受けた事がありました。
当時加藤さんは「読売ウイークリー」にサラリーマン退職者のその後に焦点をあて毎週その人となりを紹介していました。
2000年の夏であったかと思います。
1時間半程のインタビューでしたが実に良く爺の気持ちを把握して出来上がった「原稿」を拝見して爺も老妻も直ちに納得すると言う出来栄えでした。

世の中面白いものでこの記事が読売に出たのがきっかけで「閑古鳥が鳴いていた爺の店」も結構にぎわう様になりました。
それが縁で年賀状のやり取りをしておりました。
2002年の秋にも「その後どうしていますか?」と電話があり近々インタビューした方の内55名を選んで「たった一人の再挑戦」として単行本を出す。ついてはその了解を得たい。とのお申し出で。「結構ですよ」と返事をしたら2003年春
「同書」の第一版が贈られてきた。

急な話で記憶が曖昧なのだがここ1-2年の間に上の55人の又何人かを選んで「その後如何しているか?」との改訂版を贈っていただいた気がするが手元に見当たらない。 その後上向き、横ばいそして失敗や撤退とこれも人生いろいろ。

爺は起業20周年でもぽつぽつやっているなーんて報告を年賀状の片隅に書くのを楽しみにしていたのだが。
若者が先に逝ってはそれも適わなくなった。残念です。
改めてご冥福をお祈りします。


読売新聞:
 ノンフィクション作家の加藤仁(かとう・ひとし)さんが18日午前3時40分、脳 腫瘍 ( しゅよう ) のため死去した。

 62歳だった。告別式は21日午前11時、千葉県柏市南柏1の5の14南柏会館第一ホール。喪主は妻、郁子(いくこ)さん。

 雑誌編集者を経て、作家として独立。3000人以上の定年退職者に取材するなど生活者の視点に立ったルポルタージュや日本人論を執筆した。著書に「定年後 豊かに生きるための知恵」や「宿澤広朗 運を支配した男」など。9月には「定年からの旅行術」を刊行したばかりだった。
(引用終わり)
コメント
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