中国、史上最大の海上演習 習氏「世界一流の海軍に」
昨日12日中国が南シナ海で「」史上最大規模」の海上演習を実施しました。
現場では習近平主席兼中央軍事委員会主席が駆逐艦から閲兵したそうです。
引用記事によれば中国は米国側の「航行の自由作戦」に負けないためとしていますが、先に南シナ海への覇権的進出を図ったのは中国ですからその基盤をいよいよ強固にするためと考えるのが妥当でしょう!!
参加兵力は艦船220隻航空機400機とあります。
勿論南シナ海周辺でこんな海軍力が展開されたら日本を始め周辺国は大変な軍事的圧力を感じます。
「史上最高」とは勿論中国共産党政権史上初と言う事です。
その言葉ですぐ頭に浮かんだのはソ連が行った「オケアン75(オケアンとはオーシャン、75は1975年と言う意味」軍事作戦/行動です。
この作戦はソ連が航洋海軍かつ世界規模海軍であることを示すためゴルシコフ元帥の指揮下でコスクワから宇宙衛星で作戦をコントロールし北はバレンツ海から極東は勿論、大西洋そして、インド洋と世界規模に展開し艦船200隻航空機400機潜水艦160隻を投じてざっと2週間に亘って行われました。
日本近海をキェフ級航空母艦が日本近海を通過したのもこの時です。その時の空母(ミンスクだと思います航空母艦のくせに全甲板にミサイル発射筒を山数本積んでいた)が今中国の空母1番艦の「遼寧」とは不思議な因縁ですね。
この時点のソ連のドクトリンは対艦ミサイルによる米国空母軍に対する飽和攻撃(一度に100発以上のミサイルを発射しすべてを撃ち落とせない様にしてしまう)事でした。
この恐怖が米国にイージス艦の建造を促すことになったのも当然の事なのでしょう。
話は航洋海軍にもどって「効用海軍力」を維持するには猛烈にお金が掛るのです。
ソ連はソ連邦崩壊に至る過程の政変でこの海軍力を維持する丘念がなくなってしまいました。
中国は「遼寧」に続く空母2番艦を進水させましたがこれの護衛のための艦船を整備するにはとてつもない金が必要です。
手持ちのドルを使って上手く護衛群を仕上げることが出来るでしょうか?
英国でさえ「ICBM搭載の原子力潜水艦」の維持を断念しました。
海軍の沙汰も金次第で中国の財務事情をしっかり見守りましょうね。
写真:中国国営TVの画像から
朝日新聞:
中国国防省は12日、海南島沖の南シナ海で「史上最大規模」の海上演習を実施し、軍トップの中央軍事委員会主席を兼ねる習近平(シーチンピン)国家主席が閲兵したと発表した。南シナ海で「航行の自由作戦」を展開する米国などの圧力に屈しないとの強硬な姿勢を内外に示すものだ。
習氏は11日まで海南島で開かれた「ボアオ・アジアフォーラム」に参加していた。国営中央テレビは演習の様子を繰り返し放送。迷彩服を着た習氏が駆逐艦に乗り、中国初の空母「遼寧」から飛び立つ戦闘機を見つめる姿などを伝えた。
国防省によると、演習には48隻の軍艦、76機の戦闘機やヘリコプター、1万人余りの兵が参加。習氏は海軍の現代化を進めて「世界一流の海軍となるよう努力せよ」と訓示した。
米中間では南シナ海を巡る対立に加え、貿易問題で互いに関税引き上げを行うなど緊張が高まっている。大規模演習と閲兵について北京の外交筋は「米国を意識したもの」と分析する。
中国国防省は12日、台湾海峡で18日に実弾訓練をすることも公表。潜水艦の建造で台湾を後押しする動きをみせる米国への対抗姿勢を強めている。(北京=冨名腰隆)
(引用終わり)
昨日12日中国が南シナ海で「」史上最大規模」の海上演習を実施しました。
現場では習近平主席兼中央軍事委員会主席が駆逐艦から閲兵したそうです。
引用記事によれば中国は米国側の「航行の自由作戦」に負けないためとしていますが、先に南シナ海への覇権的進出を図ったのは中国ですからその基盤をいよいよ強固にするためと考えるのが妥当でしょう!!
参加兵力は艦船220隻航空機400機とあります。
勿論南シナ海周辺でこんな海軍力が展開されたら日本を始め周辺国は大変な軍事的圧力を感じます。
「史上最高」とは勿論中国共産党政権史上初と言う事です。
その言葉ですぐ頭に浮かんだのはソ連が行った「オケアン75(オケアンとはオーシャン、75は1975年と言う意味」軍事作戦/行動です。
この作戦はソ連が航洋海軍かつ世界規模海軍であることを示すためゴルシコフ元帥の指揮下でコスクワから宇宙衛星で作戦をコントロールし北はバレンツ海から極東は勿論、大西洋そして、インド洋と世界規模に展開し艦船200隻航空機400機潜水艦160隻を投じてざっと2週間に亘って行われました。
日本近海をキェフ級航空母艦が日本近海を通過したのもこの時です。その時の空母(ミンスクだと思います航空母艦のくせに全甲板にミサイル発射筒を山数本積んでいた)が今中国の空母1番艦の「遼寧」とは不思議な因縁ですね。
この時点のソ連のドクトリンは対艦ミサイルによる米国空母軍に対する飽和攻撃(一度に100発以上のミサイルを発射しすべてを撃ち落とせない様にしてしまう)事でした。
この恐怖が米国にイージス艦の建造を促すことになったのも当然の事なのでしょう。
話は航洋海軍にもどって「効用海軍力」を維持するには猛烈にお金が掛るのです。
ソ連はソ連邦崩壊に至る過程の政変でこの海軍力を維持する丘念がなくなってしまいました。
中国は「遼寧」に続く空母2番艦を進水させましたがこれの護衛のための艦船を整備するにはとてつもない金が必要です。
手持ちのドルを使って上手く護衛群を仕上げることが出来るでしょうか?
英国でさえ「ICBM搭載の原子力潜水艦」の維持を断念しました。
海軍の沙汰も金次第で中国の財務事情をしっかり見守りましょうね。
写真:中国国営TVの画像から
朝日新聞:
中国国防省は12日、海南島沖の南シナ海で「史上最大規模」の海上演習を実施し、軍トップの中央軍事委員会主席を兼ねる習近平(シーチンピン)国家主席が閲兵したと発表した。南シナ海で「航行の自由作戦」を展開する米国などの圧力に屈しないとの強硬な姿勢を内外に示すものだ。
習氏は11日まで海南島で開かれた「ボアオ・アジアフォーラム」に参加していた。国営中央テレビは演習の様子を繰り返し放送。迷彩服を着た習氏が駆逐艦に乗り、中国初の空母「遼寧」から飛び立つ戦闘機を見つめる姿などを伝えた。
国防省によると、演習には48隻の軍艦、76機の戦闘機やヘリコプター、1万人余りの兵が参加。習氏は海軍の現代化を進めて「世界一流の海軍となるよう努力せよ」と訓示した。
米中間では南シナ海を巡る対立に加え、貿易問題で互いに関税引き上げを行うなど緊張が高まっている。大規模演習と閲兵について北京の外交筋は「米国を意識したもの」と分析する。
中国国防省は12日、台湾海峡で18日に実弾訓練をすることも公表。潜水艦の建造で台湾を後押しする動きをみせる米国への対抗姿勢を強めている。(北京=冨名腰隆)
(引用終わり)