王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

北朝鮮 弾道ミサイル発射の中止と核実験場を廃棄 !!

2018-04-22 11:18:47 | 北朝鮮関連
北朝鮮、実験場廃棄「痛くない」/辺真一氏の目

昨日21日朝朝鮮中央通信が伝えるところによると:
20日北朝鮮の金正恩朝鮮労働党は「核実験と中長距離ミサイルの試射の中止合わせてブンゲリの核実験場を廃棄する」と宣言したそうです。

まあ一応喜ばしいニュースの様で米国のトランプ大統領なんかは大喜びの様です。
6月初めまでに行われる米朝首脳会談に対する景気づけでしょうね。
別紙では米国人の拘束者3人も会談より前に釈放か?なんて雪解けムードの情報も出ています。

まあ総論としては「臨戦ムード」より好ましいのは間違いありませんがはて?金委員長の真意はどこにあるのでしょう??

以下の参考記事では辺真一氏が辛口の見方をしています。
核廃棄にしてもミサイル(仮に長距離だけだとしても)開発中止についても「その道筋について合意がありませんから」」
国内では金委員長の発言を受けて「日本が核廃棄の中核を担うべき!」とか眞に勇ましい意見が出ていますがお呼びではないでしょうしその実力もない気がします。

もう少し先遣部隊のポンペオCIA長官の交渉が漏れ聞こえるまで静かに見守るのが賢いのかもしれません。


写真:廃棄のTVニュースを見る北の市民(AP)

日刊スポーツ:
北朝鮮は20日、平壌で朝鮮労働党の中央委員会総会を開き、核兵器開発が実現したとして、21日から核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を中止、「北部の核実験場を廃棄する」と決定した。朝鮮中央通信が21日、伝えた。

<辺真一氏の目>

 今回の「中長距離や大陸間弾道弾」の試射中止や「北部核実験場の廃棄」の言及は、南北首脳会談、米朝首脳会談を前に“それなりの誠意”を示したということだろう。

 北朝鮮が要求する「体制の保障」は、平和協定や国交正常化、経済協力といった軍事的保障と経済的保障が2本柱。保障がなければ、核兵器を手放さないという姿勢は変わらないだろう。

 「北部実験場の廃棄」との表現もポイントだ。北部実験場の豊渓里(プンゲリ)では6回の核実験を行っており、7回目をやれば山が崩壊するといわれている。「北部」と限定した上で交渉のために廃棄するとしても、実は痛くもかゆくもない。北朝鮮の言う「ICBM」は、米西海岸に届くとされる火星12号と、東海岸に届くとされる火星15号だ。北朝鮮は、国際社会が弾道ミサイルと見ているテポドンを「人工衛星」としており、今回の宣言には含まれていない。東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」など、発射場の廃棄には言及していないし、保有核兵器の廃棄にも言及していない。

 北朝鮮は今月実施された米国のシリア攻撃について「やはり核を持っていないからやられた。最後まで手放せない」と考えたか、「早く手放さないとやられる」と考えたか。おそらく前者だ。あくまで対等な交渉を求める姿勢に変わりはないだろう。(コリア・レポート編集長)
(引用終わり)







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする