【日米首脳会談】新たな貿易協議の開始で合意
去る18日と19日(現地時間)フロリダのパームビーチで行われた日米首脳会談は盛り上がりに欠ける結果となった様です。
そして20日夕羽田にとんぼ返りした安倍首相は地元山口の自民党県議の会合に出席し「9月には宜しく」と挨拶したそうです。
別件でも書きましたがこの時期は財務省の官僚による「文章の改ざん・加計学園に対する柳瀬氏の口利き加えて福田事務次官のセクハラ発言」と新聞TVがこちらに掛りきりで「首脳会談の成果?」の報道は瞬時にして去りました。
どうやら1日目は米国の北の核・ミサイル廃棄に対する「米国の方針の説明」があった様です。日本は米日韓の絆からおいてゆかれぬよう「拉致問題」を米朝首脳会談で取り上げてもらう事になりました。
しかしこれはトランプ大統領が「朝鮮の金正恩に伝える」と言う事でそれに北が答えるかどうかは分かりません。また核・ミサイル廃棄の合意と拉致をにとって拉致より廃棄の方が重いのは分かり切った事です。
2日目は日米貿易不均衡の是正の話の様でした。
米国は日本による年間6兆円に上る貿易赤字を是正すべくすでに「鉄鋼・アルミに関税を掛けています」。
これを撤回する意思はないとの事。そしてその他もTPPに加わるより二国間交渉で「アメリカファースト」を推し進める様です。
まとめていえば「内政で求心力を失っている安倍首相がこの会談で支持率を上げる成果はなかった」と見えます。
トランプ政権だって駐日大使館ありCIAの駐在員などが居て日本のマスコミ以上に政情を分析しているでしょう?!!
一人だけ蚊帳の外でも米朝の妥結の結果、朝鮮への援助のATMにならないためはそれも良いかもしれません。慌てる何とかはもらいが少ないとも言われます。
しっかりした政権になってもらいたいものです。
しっかり見守っています。
写真:20日夜 自民党山口地方議員の懇談会で(時事通信)
産経新聞:
【パームビーチ=田北真樹子】安倍晋三首相は18日午後(日本時間19日未明)、米フロリダ州パームビーチでトランプ大統領と2日目の会談を行った。両首脳は「自由で公正かつ相互的な貿易取引のための日米協議」を開始することで合意した。米国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加が「最善」と主張する日本側と、「2国間の貿易協定がいい」との立場の米側が、隔たりを乗り越え、双方にとってメリットのある貿易のあり方を具体的に検討する。
協議は日本側が提案。茂木敏充経済再生担当相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が「現場指揮官」として臨む。麻生太郎副総理兼財務相とペンス副大統領がトップを務める日米経済対話に報告する形をとる。大統領権限で貿易を制限できる米通商法301条を含め、中国を念頭に知的財産権保護に関しても協議していく方針だ。
首相は会談後の共同記者会見で、新たな枠組みの協議について「日米双方の利益となるように日米間の貿易や投資をさらに拡大させていく。その基盤の上に公正なルールに基づく自由で開かれたインド太平洋地域の経済発展を実現する」と語った。
トランプ氏はTPP加盟国11カ国のうち6カ国と2国間協定を結んでいるとして、日本との2国間協定に意欲を示した。ただ、「どうなるかを見極めなければならない」とも述べ、新たな日米協議の結果を待つ姿勢も見せた。
北朝鮮問題をめぐって、両首脳は北朝鮮の大量破壊兵器とあらゆる弾道ミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な方法での廃棄を要求することを確認した。首相は記者会見で「北朝鮮が対話に応じるだけで見返りを与えるべきではない。最大限の圧力を維持し、北朝鮮に非核化に向けた具体的行動をとるよう求めていく方針を完全に共有した」と強調した。
トランプ氏は、北朝鮮による日本人拉致問題について「拉致被害者が帰国できるように、できることは何でもやるつもりだ。私はそのことをシンゾーに約束した」と述べ、米朝首脳会談で拉致問題を提起する考えを重ねて明らかにした。
また、首相は会談で、米国による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関し、日本を適用対象から外すよう要請。トランプ氏は日本との協議で合意に達しない限り除外しない考えを示した。
首相は日本時間20日午後に帰国する予定だ。
(引用終わり)
去る18日と19日(現地時間)フロリダのパームビーチで行われた日米首脳会談は盛り上がりに欠ける結果となった様です。
そして20日夕羽田にとんぼ返りした安倍首相は地元山口の自民党県議の会合に出席し「9月には宜しく」と挨拶したそうです。
別件でも書きましたがこの時期は財務省の官僚による「文章の改ざん・加計学園に対する柳瀬氏の口利き加えて福田事務次官のセクハラ発言」と新聞TVがこちらに掛りきりで「首脳会談の成果?」の報道は瞬時にして去りました。
どうやら1日目は米国の北の核・ミサイル廃棄に対する「米国の方針の説明」があった様です。日本は米日韓の絆からおいてゆかれぬよう「拉致問題」を米朝首脳会談で取り上げてもらう事になりました。
しかしこれはトランプ大統領が「朝鮮の金正恩に伝える」と言う事でそれに北が答えるかどうかは分かりません。また核・ミサイル廃棄の合意と拉致をにとって拉致より廃棄の方が重いのは分かり切った事です。
2日目は日米貿易不均衡の是正の話の様でした。
米国は日本による年間6兆円に上る貿易赤字を是正すべくすでに「鉄鋼・アルミに関税を掛けています」。
これを撤回する意思はないとの事。そしてその他もTPPに加わるより二国間交渉で「アメリカファースト」を推し進める様です。
まとめていえば「内政で求心力を失っている安倍首相がこの会談で支持率を上げる成果はなかった」と見えます。
トランプ政権だって駐日大使館ありCIAの駐在員などが居て日本のマスコミ以上に政情を分析しているでしょう?!!
一人だけ蚊帳の外でも米朝の妥結の結果、朝鮮への援助のATMにならないためはそれも良いかもしれません。慌てる何とかはもらいが少ないとも言われます。
しっかりした政権になってもらいたいものです。
しっかり見守っています。
写真:20日夜 自民党山口地方議員の懇談会で(時事通信)
産経新聞:
【パームビーチ=田北真樹子】安倍晋三首相は18日午後(日本時間19日未明)、米フロリダ州パームビーチでトランプ大統領と2日目の会談を行った。両首脳は「自由で公正かつ相互的な貿易取引のための日米協議」を開始することで合意した。米国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加が「最善」と主張する日本側と、「2国間の貿易協定がいい」との立場の米側が、隔たりを乗り越え、双方にとってメリットのある貿易のあり方を具体的に検討する。
協議は日本側が提案。茂木敏充経済再生担当相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が「現場指揮官」として臨む。麻生太郎副総理兼財務相とペンス副大統領がトップを務める日米経済対話に報告する形をとる。大統領権限で貿易を制限できる米通商法301条を含め、中国を念頭に知的財産権保護に関しても協議していく方針だ。
首相は会談後の共同記者会見で、新たな枠組みの協議について「日米双方の利益となるように日米間の貿易や投資をさらに拡大させていく。その基盤の上に公正なルールに基づく自由で開かれたインド太平洋地域の経済発展を実現する」と語った。
トランプ氏はTPP加盟国11カ国のうち6カ国と2国間協定を結んでいるとして、日本との2国間協定に意欲を示した。ただ、「どうなるかを見極めなければならない」とも述べ、新たな日米協議の結果を待つ姿勢も見せた。
北朝鮮問題をめぐって、両首脳は北朝鮮の大量破壊兵器とあらゆる弾道ミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な方法での廃棄を要求することを確認した。首相は記者会見で「北朝鮮が対話に応じるだけで見返りを与えるべきではない。最大限の圧力を維持し、北朝鮮に非核化に向けた具体的行動をとるよう求めていく方針を完全に共有した」と強調した。
トランプ氏は、北朝鮮による日本人拉致問題について「拉致被害者が帰国できるように、できることは何でもやるつもりだ。私はそのことをシンゾーに約束した」と述べ、米朝首脳会談で拉致問題を提起する考えを重ねて明らかにした。
また、首相は会談で、米国による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に関し、日本を適用対象から外すよう要請。トランプ氏は日本との協議で合意に達しない限り除外しない考えを示した。
首相は日本時間20日午後に帰国する予定だ。
(引用終わり)