シリアに発射されたミサイル100発超、「かなりの数」は撃墜 ロシア
昨日14日朝10時(現地時間午後9時)米国のトランプ大統領はシリアの化学兵器関連施設へ攻撃命令を下したと発表しました。
この前後に米仏英の三国は地中海東部の艦船と爆撃機によりシリアの首都ダマスカス、その北部のホムスの化学兵器の研究施設や貯蔵施設をミサイル105発を発射し作戦は終了したそうです。
以下の参考記事はAFPによるロシア側から見た報道ですが攻撃は事実の様です。
そして国連の安保理事会ではロシアによる米仏英三国の空爆を非難する決議案を出しましたが否決されました。シリアを巡る米ロの代理戦争は両国の緊張を高めています。
今回のミサイル攻撃は7日イラクのグータ地区ドゥーマでシリア軍による化学兵器による攻撃で60数名が死亡したことに対しトランプ大統領がモンスターの(人間と思われない)仕業だ! と強く非難し攻撃の正当性を主張しています。
観測筋は「化学兵器の使用は一線を越えた(限度を超えた)」と発言した7日以降トランプ大統領の決意を示すためとしています。そして米国がイラクと戦争をするには議会の承認を得なければなりませんが限定攻撃と言う事で大統領権限で実施された(多分北朝鮮への政治的圧力にも計算にあるとか)仏もマクロン大統領は「化学兵器の使用は一線を越える」と発言していましたからブレはないようです。
英国のメイ首相は議会の承認が得られないので「米仏に比べやや控えめです」
日本の安倍首相は「米国の立場を理解する」そうです。5月の日米首脳会談は北の問題がありますので緊密な関係を維持したいですものね。
限定軍事行動なら議会の承認を得ないで実行とは戦前他国での軍事行動を「事変」と呼んで天皇の裁可を得なかった日本陸軍の首脳部のやり方を思い出させました。
まだ続きがありそうですね。
写真:仏艦から発射される巡航ミサイル
AFP:
【AFP=時事】ロシア国防省は14日、米国とその同盟国はシリアに向けて巡航ミサイルなどを100発以上を発射したが、そのうちの「かなりの数」はシリアの防空システムによって撃墜されたと発表した。
国営ロシア通信によると、同国国防省は「米英仏は海と空からシリアの軍事および民間目標に対し巡航ミサイルや空対地ミサイル100発以上を発射した」が「かなりの数」はシリアの防空システムによって撃墜されたと述べた。
また、首都ダマスカス近郊の飛行場に対して発射された巡航ミサイル12発は全て、シリアの防空システムによって撃墜されたという。
さらに同通信は、「今回のミサイル迎撃において、シリア領内に配備されたロシアの防空システムは使用されなかった」と述べている。
同通信はこれに先立ち、ロシアの防空システムが防衛するシリア西部フメイミムの空軍基地やタルトスの海軍施設の周辺範囲に対しては、欧米の空爆はなかったと伝えていた。
ロシア軍によると、ミサイルは紅海の米軍の艦船や地中海上空の戦術航空機、シリア南東部タンフにある基地を離陸した戦略爆撃機から発射されたという。【翻訳編集】AFPBB News
(引用終わり)
昨日14日朝10時(現地時間午後9時)米国のトランプ大統領はシリアの化学兵器関連施設へ攻撃命令を下したと発表しました。
この前後に米仏英の三国は地中海東部の艦船と爆撃機によりシリアの首都ダマスカス、その北部のホムスの化学兵器の研究施設や貯蔵施設をミサイル105発を発射し作戦は終了したそうです。
以下の参考記事はAFPによるロシア側から見た報道ですが攻撃は事実の様です。
そして国連の安保理事会ではロシアによる米仏英三国の空爆を非難する決議案を出しましたが否決されました。シリアを巡る米ロの代理戦争は両国の緊張を高めています。
今回のミサイル攻撃は7日イラクのグータ地区ドゥーマでシリア軍による化学兵器による攻撃で60数名が死亡したことに対しトランプ大統領がモンスターの(人間と思われない)仕業だ! と強く非難し攻撃の正当性を主張しています。
観測筋は「化学兵器の使用は一線を越えた(限度を超えた)」と発言した7日以降トランプ大統領の決意を示すためとしています。そして米国がイラクと戦争をするには議会の承認を得なければなりませんが限定攻撃と言う事で大統領権限で実施された(多分北朝鮮への政治的圧力にも計算にあるとか)仏もマクロン大統領は「化学兵器の使用は一線を越える」と発言していましたからブレはないようです。
英国のメイ首相は議会の承認が得られないので「米仏に比べやや控えめです」
日本の安倍首相は「米国の立場を理解する」そうです。5月の日米首脳会談は北の問題がありますので緊密な関係を維持したいですものね。
限定軍事行動なら議会の承認を得ないで実行とは戦前他国での軍事行動を「事変」と呼んで天皇の裁可を得なかった日本陸軍の首脳部のやり方を思い出させました。
まだ続きがありそうですね。
写真:仏艦から発射される巡航ミサイル
AFP:
【AFP=時事】ロシア国防省は14日、米国とその同盟国はシリアに向けて巡航ミサイルなどを100発以上を発射したが、そのうちの「かなりの数」はシリアの防空システムによって撃墜されたと発表した。
国営ロシア通信によると、同国国防省は「米英仏は海と空からシリアの軍事および民間目標に対し巡航ミサイルや空対地ミサイル100発以上を発射した」が「かなりの数」はシリアの防空システムによって撃墜されたと述べた。
また、首都ダマスカス近郊の飛行場に対して発射された巡航ミサイル12発は全て、シリアの防空システムによって撃墜されたという。
さらに同通信は、「今回のミサイル迎撃において、シリア領内に配備されたロシアの防空システムは使用されなかった」と述べている。
同通信はこれに先立ち、ロシアの防空システムが防衛するシリア西部フメイミムの空軍基地やタルトスの海軍施設の周辺範囲に対しては、欧米の空爆はなかったと伝えていた。
ロシア軍によると、ミサイルは紅海の米軍の艦船や地中海上空の戦術航空機、シリア南東部タンフにある基地を離陸した戦略爆撃機から発射されたという。【翻訳編集】AFPBB News
(引用終わり)