今日は日曜日なのでTVで「サンモニ」を見ましたが、何と冒頭が「ロシアのプルゴジン氏の反乱に始まり副司令官のスロビンスキーの拘束」に至る経緯を解説していました。話題柄パネラーでは元外務次官の藪中三十二氏で「戦争による長期化はロ米共に避けたい。米国は24年には大統領選挙が始まり、共和党のトランプ氏が(候補指名になれば)ウクライナ撤退を口にするだろう」と指摘しました。これは、日本的な見方で、ロシアにしても、ここをクリック⇒23年地方選挙、24年大統領選挙が有るわけですから、藪中氏は中村教授に比べ視野が狭いとも言えます。NATO側も「寒い冬は嫌」との国民感情があるので、NATO/ウクライナにしても、秋までに反抗作戦に一定の効果を出さないと、調停の入る場面が無さそうです。まあ、プーチン大統領も先月以来「特別軍事作戦の終末点はどこか? 国内の記者に聞かれても明言できない状態ですからね! これが「目下サポーリジャ原発の放棄による核物質の飛散を狙っている」とか、不気味な推測に繋がっています。
まあ、ワグネルのシークレットメンバーにロシア軍関係者が30名も居たとかいわれてますので、この人たちを拘束していたら、ロシア軍は更に機能的に動かなくなるのでないか? と素人目には見えますが、何とも判りません。
戦場での勝負もさることながら、ロ・ウク両国とも内政問題に目を向ける必要が有る様です。
写真:ロシアのプーチン大統領(右)と握手するスロビキン航空宇宙軍総司令官=2022年12月、ロシア南部ロストフナドヌー(ロシア大統領府提供・ロイター)
ブルームバーグ:
米ブルームバーグ通信は6月30日、ロシアの民間軍事会社ワグネルに近いとされ、拘束情報が出るウクライナ侵攻のロシア軍副司令官、スロビキン航空宇宙軍総司令官の「所在は公に確認されていない」との関係者の話を伝えた。ワグネルの武装反乱には他の軍高官の関与も指摘され、ロシアの政治学者は「大規模な捜査が始まった」と強調。反乱から1日で1週間を迎える中、軍中枢の責任追及に発展しそうだ。
スロビキン氏の行方について、ロシア国防省や主要メディアは沈黙を守っている。
プーチン政権に近い政治学者マルコフ氏は「(ワグネル創設者)プリゴジン氏や、ワグネルに接触した司令官や将校全員が尋問を受ける」と説明。「スロビキン氏は国防省とワグネルの主な連絡窓口だったため最もよく(事情を)知っている」とも述べた。(共同)
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