王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

14日 高級化粧品の輸出、実は「水」 東京国税局、卸会社らに追徴44億円 

2023-07-14 09:39:07 | 為替 ドル 株式
14日朝の記事です。
東京都にある化粧品卸会社や輸出会社が東京国税局の税務調査を受け,「計約44億円を追徴課税されていたことがわかった」と報じられました。輸出品は免税になる仕組みを利用し、多額の消費税の還付を受けようとしていたとみられると有ります。悪知恵の有る奴はどこにもいる様です。  関係者によると、東京都新宿区の化粧品卸会社「雨辰(うしん)」は2021年11月までの2年間に、P&Gや資生堂といった大手メーカーの高級化粧品などを都内の会社から約370億円で仕入れ、ほぼ同額で輸出会社約10社に販売したと税務申告した。輸出会社は、この化粧品を香港に輸出したと申告。輸出品は免税となるため、輸出会社は消費税の還付申告をし、一部が還付されてたと。
化粧品の仕入れ先はペーパーカンパニー、輸出関連会社へは還付税を分け合う指南も「雨辰」がした様です。雨辰の代表は税務調査後に中国に出国。朝日新聞の電話取材に対し、「コメントはできない」と話したそうです。
悪知恵も国税局には敵わなかったようです。

写真:雨辰をめぐる消費税の不正の構図

朝日新聞Digital:
中身は水なのに高級化粧品を取引したように装っていたとして、東京都内の化粧品卸会社や輸出会社が東京国税局の税務調査を受け、計約44億円を追徴課税されていたことがわかった。輸出品は免税になる仕組みを利用し、多額の消費税の還付を受けようとしていたとみられる。  関係者によると、東京都新宿区の化粧品卸会社「雨辰(うしん)」は2021年11月までの2年間に、P&Gや資生堂といった大手メーカーの高級化粧品などを都内の会社から約370億円で仕入れ、ほぼ同額で輸出会社約10社に販売したと税務申告した。輸出会社は、この化粧品を香港に輸出したと申告。輸出品は免税となるため、輸出会社は消費税の還付申告をし、一部が還付されていた。  だが、国税局の調査で、一連の申告は架空の内容で、実際には水の取引だった疑いが浮上。雨辰が化粧品を仕入れたとしていた会社はペーパー会社で、輸出会社に事情を聴いたところ「名義を貸しただけで、化粧品の取引はしていない」「雨辰と還付金を分け合う約束をしていた」などと説明したという。  雨辰は、化粧品の取引があったとされる時期と同じ時期に、近くの酒販店から大量の飲料水を購入していた。国税局は、箱詰めの水を化粧品と偽って取引していたと判断し、雨辰に対し、実際に仕入れにかかったのは約370億円ではなく、飲料水の代金約30億円だったとして、過少申告加算税を含めて消費税約35億円を追徴課税した。ペットボトル入りの飲料水を箱に詰め、化粧品のラベルを貼るなどしていたという。  輸出会社に対しては不正な還付申告をしていたとして計約9億円を追徴した。国税局は、雨辰が不正な還付申告を輸出会社に指南し、還付金を各社で分配する狙いだったとみている。国内で仕入れた商品を輸出すると、仕入れの際に支払った消費税は還付される。取引額が大きければ還付金も高額になる。  雨辰の代表は税務調査後に中国に出国。朝日新聞の電話取材に対し、「コメントはできない」と話した。(原田悠自、花野雄太)
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13日 補助金の取り消しは全国227億円に コロナ検査の不正、相次ぎ発覚

2023-07-14 09:30:28 | 新型コロナウイルス
記事を最後まで読んでゆくと朝日の独自調査の様です。
「新型コロナウイルス検査の無料化事業で不正な申請があったとして、東京や大阪など5都府県が総額約227億円の補助金交付を取り消していたことが分かった。うち約29億円は交付済みで、受給した事業者に返還を命じていた」とあります。
そういえば5月に旅行会社大手の近畿日本ツーリストで「窓口業務の人数水増しの不正請求」が問題になっていました。別種の不正請求の様です。さらに12の都道府県で不正の調査を始めたり、検討したりしており、金額はさらに膨らむ可能性があるとしてます。
5月の「5類移行」に合わせて各種のコロナ関連事業が終了したが、元は税金ですから確り検証して欲しいものです。検査優先を良い事に、実数の数倍を請求した事案もある様で、これなどは悪意でしょうね!

写真:PCR検査を受けるため、民間の検査機関の店舗前で並ぶ人たち=2022年1月 

朝日新聞デジタル:
 新型コロナウイルス検査の無料化事業で不正な申請があったとして、東京や大阪など5都府県が総額約227億円の補助金交付を取り消していたことが分かった。うち約29億円は交付済みで、受給した事業者に返還を命じていた。12都府県が不正 新型コロナウイルス検査の無料化事業で不正な申請があったとして、東京や大阪など5都府県が総額約227億円の補助金交付を取り消していたことが分かった。うち約29億円は交付済みで、受給した事業者に返還を命じていた。12都府県が不正の調査を始めたり、検討したりしており、金額はさらに膨らむ可能性がある。 
朝日新聞が6月下旬までに47都道府県に取材し、判明した。今月10日には、埼玉県の事業者が補助金約100万円を不正受給したとして詐欺罪で起訴される事案もあった。5月の「5類移行」に合わせて各種のコロナ関連事業が終了したが、こうした不正事案への対応が今後、焦点となる。
 無料化事業は、PCR検査などを希望者が無料で受けられるようにするもので、2021年12月~23年5月に全国で実施された。国の地方創生臨時交付金を財源に、都道府県が実務を担当。事前に登録した事業者から報告された検査件数などをもとに、検査経費などを補助する仕組みだった。22年10月時点で全国に約1万3千の無料検査所が置かれ、国の補助は予算ベースで総額約6200億円に上った。
 事業者側に不正があったとしてこれまでに取り消された補助金の交付申請は、東京都が計183億円(11事業者)、大阪府が計42億8千万円(7事業者)など。
(以下省略)
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14日 日経平均 大引け 小反落 28円安の3万2391円

2023-07-14 09:25:44 | 為替 ドル 株式
14日の東京株式市場で日経平均株価は小反落し、前日比28円07銭(0.09%)安の3万2391円26銭で終えた。 
今日の日経平均は小反落し28円安で引けました。何ともVolatility(移り気な)の高い局面でしたね。国内に株価を上げるようなしっかりした材料が不足しているのでしょう。

日経新聞:
14日の東京株式市場で日経平均株価は小反落し、前日比28円07銭(0.09%)安の3万2391円26銭で終えた。
 日銀による政策修正の観測で外国為替市場で円高・ドル安が進み、輸出関連や株価指数先物の売りにつながった。もっとも、前日の米ハイテク株高やきょうのアジア株の上昇は支えで買いも入り、上昇する場面も多かった。
(以下省略)

ここからは前引け
14日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比74円49銭(0.23%)高の3万2493円82銭だった。
午前の日経平均は、寄り付き後は下がり一巡後から上げに転じました。前日のNY株高を受け、東京でもハイテク銘柄の一角が買われる一方、円高進行をきっかけに輸出関連株や株価指数先物に断続的に売りが出て、下げる場もあったそうです。引き続き後場を追って見ます。

日経新聞:
14日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前の終値は前日比74円49銭(0.23%)高の3万2493円82銭だった。 前日の米ハイテク株高を受け、東京市場でもハイテク銘柄の一角が買われた。上げ幅は一時300円を超えた。もっとも、外国為替市場の円高・ドル安進行をきっかけに輸出関連や株価指数先物に断続的な売りが出て、下げる場面も多かった。 
(以下省略)

ここからは寄り付き
[東京 14日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比168円57銭高の3万2587円90銭と、続伸してスタートした。 
今朝の日経平均は168円高で寄り付きました。寄り付き一巡後は70円安程で揉み合いになっています。微妙ですね!! 引き続き前場を追って見ます。


ロイター:
[東京 14日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比168円57銭高の3万2587円90銭と、続伸してスタートした。
。ただ、その後は上げ幅を縮小し、前営業日比50円ほど高い2万2400円台後半での値動きとなっている。
13日の米国株式市場は金利上昇への過度な警戒感が後退する中、ハイテク株を中心に買いが先行。東京株式市場も流れを追随する展開となり、アドバンテスト、東京エレクトロンなどの値がさ株がしっかり。13日に2023年8月期の通期業績予想の上方修正を発表したファーストリテイリングは、前日終値近辺となっている。
東証33業種では、保険、電気・ガス、小売などの24業種が下落。半面、海運、サービス、倉庫・運輸関連などの9業種が上昇となっている。
(引用終わり)
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13日 NYダウ平均 続伸、47ドル高…金融引き締めへの警戒感が後退

2023-07-14 07:38:50 | 為替 ドル 株式
【ニューヨーク=小林泰裕】13日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値はここをクリック⇒前日比47・71ドル高の3万4395・14ドルだった。値上がりは4営業日連続。
今朝早朝閉まったNY株はダウ平均が47ドル高・ナスダック総合は219ポイント高と共に値を上げて引けました。FRBによる金融引き締めに対する警戒感が薄らいだ為と見ていますが、前日までの3営業日で600ドル超上昇していたこともあり、「利益確定売りに押され小幅な値動きにとどまった」とコメントされています。

読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=小林泰裕】13日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比47・71ドル高の3万4395・14ドルだった。値上がりは4営業日連続。

米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めへの警戒感が後退し、米長期金利が低下した。一方、前日までの3営業日で600ドル超上昇していたこともあり、利益確定の売りに押されて小幅な値動きにとどまった。

 IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は219・61ポイント高の1万4138・57だった。

(引用終わり)

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