能登半島地震に次いで羽田空港のJAL旅客機と海保の航空機衝突事故も発生から1か月経ちました。
表題の記事は今朝の投稿ですが海保機長「進入許可と思い違い」との証言がいつされたのか明示は有りません。しかし記事を追って行くと「重傷を負った機長が一般病棟へ移ったのを機に、運輸安全委も1月25日から聞き取りを始めた」と有りますから、この日以降から昨日までの間に「関係者への取材で分かった」という事でしょう!
海保の機長は事故後の聞き取りに、「管制官から『ナンバーワン』と聞き、指示を復唱して滑走路内に進入した。許可を得たと思い違いをした」と説明したことがわかった。出発順1番を意味する「ナンバーワン」の文言が誤進入の一因だった可能性が強まり、運輸安全委員会などが詳しい経緯を調べる。両機のボイスレコーダー(CVR)の解析も進むなど、原因の調査が本格化しているので間もなく機長の「思い違い」が事故原因の一つである事が確認されそうです。
浜爺も航空管制など全くの素人ですが、ここをクリック⇒4日のブログで元日航パイロットのコメンテーターが「海保機長は1番目と復唱しており、急ぐ思いもあり、1番目と言われたから入っていいと錯覚した可能性がある」 と指摘した事に触れ、海保機長は「能登に救援物資を運ばねばならぬ」との強い使命感である意味で戦場の異常心理下で「1番目 C5で待機」と言われたのを「1番目離陸許可許可が出た」と(この会話を聞いていた同乗の要員も)「機長の行動がおかしい/間違っている」と思わなかったのもそれを傍証している気がします。 「思い込み」は恐ろしい事です。復唱している内容が理解されないまま「了解」と返事をしているのですからね!
調査委の結論待ちです。
写真:火災が起きたJAL機周辺を調べる警視庁の捜査員などの関係者ら(1月4日) 【読売新聞社】
読売新聞オンライン:
東京・羽田空港の滑走路上で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、海保機の男性機長(39)が事故後の聞き取りに、「管制官から『ナンバーワン』と聞き、指示を復唱して滑走路内に進入した。許可を得たと思い違いをした」と説明したことがわかった。出発順1番を意味する「ナンバーワン」の文言が誤進入の一因だった可能性が強まり、運輸安全委員会などが詳しい経緯を調べる。
事故は2日で発生から1か月となる。海保機長には警視庁や海保が事故直後に事情を聞いたほか、重傷を負った機長が一般病棟へ移ったのを機に、運輸安全委も1月25日から聞き取りを始めた。両機のボイスレコーダー(CVR)の解析も進むなど、原因の調査が本格化している。
関係者によると、海保機長は事故当夜、海保などに「滑走路への進入許可を受けた上で進入した」と説明。しかし、その後、思い違いをしたとの趣旨の話をし、「ナンバーワン」の文言などの事情に言及したという。
国土交通省は「ナンバーワン」を含む交信が海保機側の思い違いにつながった可能性が「否定できない」とし、国内の空港では出発機の順番について、管制官側から積極的に情報提供することを取りやめている。
(引用終わり)