昨日夕刻のTVニュースでバイデ大統領夫妻がヨルダンの米軍基地で28日に戦死した兵士の遺体を悼む映像を見ました。
その1場面(ネットより)
そして今朝TV「サンモニ」では、この話題を一番に取り上げていました。
元外務次官の藪中氏がこの件のコメントをしていました。
ロシアのウクライナ侵攻に加えイスラエルのガザ地区猛攻米国内でも「若者を中心にバイデン政権のイスラエル寄りに批判が出ている」のに加え2024年大統領選挙に共和党の候補トランプ前大統領に比べ「バイデン大統領は弱腰」との批判を避けるために「親イラン派の民兵組織の基地」に限って攻撃した。
しかしイランへの直接攻撃で無いのだけど「この先は不安定要素」ばかりに見えます。
しばらくはイラク・ヨルダンでの親イラン派勢力の反応を見守らないといけなさそうです。
写真:親イラン武装勢力の拠点への攻撃に向けて離陸する米軍機。米中央軍が2日、公開した=ロイター© 読売新聞
読売新聞オンライン:
【ワシントン=田島大志、カイロ=西田道成】米政府は2日、ヨルダンの米軍拠点で米兵3人が殺害された無人機攻撃に対する報復として、イラクとシリアで親イラン武装勢力などが使用する7拠点への攻撃を始めたと発表した。バイデン大統領は今後も攻撃を継続する考えを示した。イラクとシリアで民間人を含む34人が死亡したとされ、両国は米国を非難した。中東地域の緊張が一段と高まった。
バイデン氏は2日の声明で「対応は今日始まった。我々の選ぶタイミングと場所で継続する」とし、追加攻撃を予告した。オースティン国防長官も声明で「米国、米軍、国益を守るため必要なあらゆる行動をとる」と警告した。
米政府などによると、米東部時間2日午後4時頃から、7拠点で管制施設やミサイル、無人機の保管庫など85か所以上を標的に125発超の精密弾で空爆した。攻撃には米本土からB1戦略爆撃機も加わった。イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」の拠点も対象とした。紛争拡大を防ぐため、イラン本土は狙わなかった。「攻撃は成功したと考えている」(米国家安全保障会議のジョン・カービー戦略広報調整官)としている。
イラク政府報道官は3日、空爆で民間人を含む16人が死亡、25人が負傷したと発表し「攻撃はイラクと地域の安全を奈落の底に突き落とすものだ」と強調した。
在英のシリア人権監視団によると、シリアでは東部の26か所が空爆を受け、戦闘員18人が死亡したという。
シリア軍は3日、声明を発表し「米国の攻撃は正当化できない」と批判した。
イラン外務省報道官は3日の声明で「地域の緊張と不安定を増幅させる危険な冒険的行為だ」と米国を非難した。具体的な対応には触れなかった。
1月28日の無人機攻撃では米兵3人が死亡し、40人以上が負傷した。米政府は、親イラン組織の連合体「イラクのイスラム抵抗運動」への報復を宣言していた。
(引用終わり)