「北欧スウェーデンが7日、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟した」とマスコミが報じました。
新規加盟は昨年4月のフィンランド以来。
スウェーデンとその近隣諸国(ネットから)
ロシアのウクライナ侵攻を契機に始まったNATO加盟国の32番目になるそうです。
フィンランドはスウェーデンの北東の大半(その更に北でノルウェーの一部がロシアと接してるようです)、スウェーデンの南で海を隔てて北側に突出しているのはデンマーク(NATO加盟国)、そしてバルト海に赤くある島がスウェーデンのゴトランド島でその南東300キロのヨーロッパ大陸にはロシアの飛び地カリーニングラードがあり、今までも睨みを利かしていました。不凍港のカリーニングラードのバルチック艦隊司令部も使い勝手が悪くなるのは当然です。そして2014年以来のロシアのウクライナに関する数々の干渉の結果、NATOの団結も同時と比べ物にならないほど高まっていますから、ロシアにとっては政治的に失敗と言えますかね?
ここらあたりでウクライナとロシアの停戦を提唱する仲介国が出るのか? 更に武器の供給を進めるNATO加盟国が出るのか? 判りません。
微妙な時期になりましたね。
写真:北欧スウェーデンが7日、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟した。写真は同日、ワシントンで、スウェーデンのクリステション首相(左)からNATO加盟の関連文書を受け取ったブリンケン米国務長官。【AFP時事】
時事通信:
【ブリュッセル時事】北欧スウェーデンが7日、北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟した。新規加盟は昨年4月のフィンランド以来。ロシアのウクライナ侵攻を契機に始まった北方拡大を通じて、NATOは32カ国体制となった。
NATOは、海軍を中心に高い軍事力を誇るスウェーデンの加盟を追い風に、バルト海域や北極圏を含む北欧の防衛体制強化を進める。ただ、先行して加盟したフィンランドはロシアと長い国境を接しており、北方拡大の結果、緊張が一層高まりそうだ。
(引用終わり)