この「プルベル酸」検出は、ここをクリック⇒28日株主総会を開いた小林製薬の「紅麹に関連する腎臓障害事件」と一対の様です。この参考記事もそうですが「厚生省と小林製薬が一緒に会見」した様です。
当日の株主総会では「未知の成分」と社長が答えていましたが、厚生省見解待ちだったのかも知れません。
今朝もTVニュースで朝からこの話題を取り扱っていました。「紅麹に限らず麹の生産では与える温度や湿度を極端に変えると毒性のある物質が出来る」と専門家が離していました。
目下のところ、検出された「プベルル酸がどんな形で被害者に害を与えたか」は判っていないようです。
遅まきながら、閉鎖された大阪の向上や関連の工場の立ち入り検査が行われるとの事。因果関係も含め具体的な何かが判るはまだ時間が掛かりそうです。
写真:小林製薬株主総会での幹部
朝日新聞デジタル:
健康被害が生じた製品のロットから青カビが生成する「プベルル酸」が検出されたと、厚生労働省や小林製薬が明らかにした。これまで小林製薬は「未知の成分」と説明していた。なぜ検出されたのかは不明で、健康被害との関係も明らかになっていない。
プベルル酸は、トロポノイドと呼ばれる化合物の一種で、青カビからできる。今回の健康被害では、腎臓の病気が多く報告されているが、腎臓への影響はわかっていない。厚労省の担当者は「マラリア原虫を殺すような活性があり、毒性は非常に高い」と説明する。
プベルル酸について研究した北里大学の研究者らの2017年の論文によると、マウスに一定量(体重1キロあたり5ミリグラムを2回)注射したところ、5匹中4匹が、3日目までに死亡するなど毒性があることも報告されている。
(引用終わり)