管理人よりお知らせです。
安全問題研究会サイトに「九州新幹線西九州ルート問題の経緯と今後の予測及び北海道「維持困難線区」沿線との連携について」を緊急掲載しました。
「順調に建設」されていたはずの九州新幹線西九州ルートで、重大問題が発生しています。新幹線と在来線を直通運転するために必要なフリーゲージトレイン(軌間可変式車両)の開発計画が頓挫し、JR九州が早ければ来月にも、フリーゲージトレイン実用化から手を引く見通しが強まっているためです。
このほか、西九州ルートに関しては、並行在来線が三セク転換されず、上下分離(下:沿線自治体、上:JR九州)となるため、JR貨物に国から貨物調整金は支給されず、沿線自治体による線路使用料引き上げ要請にJR貨物が応じない事態も予想されます。
いわば、JR北海道が求めている「市町村主体、貨物調整金も地方交付税による線路維持費補てんもなし」状態での上下分離を受け入れた場合に、沿線自治体でどのような事態が起きるかのモデルケースになる可能性があります。
こうしたことを念頭に、今後予想される事態について考察しています。こうした論考をしておくことは、北海道の沿線自治体にとっても、大いに頭の体操になると思います。
なお、この件に関するメディア報道は以下の通りです。
・長崎新幹線フリーゲージ断念の方向 安全性や費用ネック(2017.6.14「朝日」)
・新幹線長崎ルート FGT見送り案 県、戸惑い「断念ない」 フル規格化「負担できぬ」(2017.6.15「佐賀新聞」)
安全問題研究会サイトに「九州新幹線西九州ルート問題の経緯と今後の予測及び北海道「維持困難線区」沿線との連携について」を緊急掲載しました。
「順調に建設」されていたはずの九州新幹線西九州ルートで、重大問題が発生しています。新幹線と在来線を直通運転するために必要なフリーゲージトレイン(軌間可変式車両)の開発計画が頓挫し、JR九州が早ければ来月にも、フリーゲージトレイン実用化から手を引く見通しが強まっているためです。
このほか、西九州ルートに関しては、並行在来線が三セク転換されず、上下分離(下:沿線自治体、上:JR九州)となるため、JR貨物に国から貨物調整金は支給されず、沿線自治体による線路使用料引き上げ要請にJR貨物が応じない事態も予想されます。
いわば、JR北海道が求めている「市町村主体、貨物調整金も地方交付税による線路維持費補てんもなし」状態での上下分離を受け入れた場合に、沿線自治体でどのような事態が起きるかのモデルケースになる可能性があります。
こうしたことを念頭に、今後予想される事態について考察しています。こうした論考をしておくことは、北海道の沿線自治体にとっても、大いに頭の体操になると思います。
なお、この件に関するメディア報道は以下の通りです。
・長崎新幹線フリーゲージ断念の方向 安全性や費用ネック(2017.6.14「朝日」)
・新幹線長崎ルート FGT見送り案 県、戸惑い「断念ない」 フル規格化「負担できぬ」(2017.6.15「佐賀新聞」)