梅雨寒の日が続いておりますが、
涼し気な夏を演出する錦玉かん(きんぎょくかん)をつくりました。
お昼からお二人のお稽古です。
”うずしお”、渦が見えるでしょうか。
寒天を煮溶かし砂糖を加えて煮詰め、型に流し入れて固めています。
透明な美しさを生かし、異なる色のものを合わせたました。
二種類の型に入れました。
『錦玉』とは、上生菓子の一種で、金魚などの風物やみつ漬けのあずきなどを
中に入れたりして、夏の情緒をあらわしたものが多く作られます。
江戸時代には「金」と書くことが多かったらしく、
次第に「錦」が用いられ、「錦玉」や「錦玉糖」とも
また「琥珀(こはく)」「琥珀かん」「琥珀糖」ということもあるそうで、
半生菓子や棹物にも用いられています。
一足早く、真夏のひと時を味わっていただけたでしょうか。