気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

朝顔や(に)・・・、どちらに

2015-07-17 00:23:09 | 主菓子とお干菓子
昨日は台風11号が近づき、蒸し暑いさなか
稽古に二人がお見えになりました。
もらいみず
香合:朝顔
夏は「錦玉かん」が似合いますね。
実は簡単に作れるので・・・あいすみません。
作った主菓子に名を付けるのも楽しいものですが、
なかなか、難しいものです。
香合をなすびから朝顔に替え飾りましたので、
朝顔や(に) つるべとられて もらい水
                加賀千代女
から「錦玉かん」の名前を”もらいみず”に。

千代女35歳の時に「や」→「に」詠み直されており
「や」に比べ、「に」にすると
朝顔に対するが印象が変わり、
川柳ぽく感じられますね。
一字の違いですが、私にはどちらも、いい句ですね。

俳句と川柳の違いについて少し調べてみました。
*俳句のルーツは発句(ほっく)で「切れ」があり、
 イメージで勝負する文芸である。
 川柳のルーツは平句(ひらく)で「切れ」がなく、
 明晰さで勝負する文芸ある。
というご意見もあります。
なを千代女は、生涯に千七百句を残しておられ、
朝顔は、この句以外にも詠まれております。
「あさ顔や蝶のあゆみも夢うつゝ」
「朝顔や宵から見ゆる花のかず」
「あさがほや帯して寝ても起はづれ」
「朝がほや宵に残りし針仕事」 等

玄関
稽古場のしつらえ

(香合はなすびから変更しています。2枚目の写真を)
 
宗旦木槿、梶の木