気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

今年の紅葉は

2015-11-18 08:35:12 | 散策
今日は、口切茶事に伺います。
緊張気味ですが・・・
天候は、朝から、温かい雨で、
これからも冷え込みもなく、暖かい日が続くそうで、
紅葉には生憎の季節になっております。

紅葉とは、科学的には葉の中の緑のクロロフィルが
赤のアントシアニンと黄色のカロチンに変化する様で、
万葉集には「もみじ」の歌が百十八首も詠まれており、
なんと紅を詠む歌は少なく、多くは黄色を詠んでおります。
妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山
うち越えくれば紅葉(もみち)散りつつ

日本人は、昔から愛でておりますね。

漢字で紅葉と書き、『こうよう』と『もみじ』とも読みます。
『カエデ』はと書きますが、
中国では「槭」であり、楓は「フウ」という木で、
間違えて用いたことが、混乱のもとになっております。

一般的にはカエデの仲間を指し、
葉の切れこみ数で、『カエデ』は3葉(カナダの国旗)
『モミジ』は葉の切れこみ数が5葉以上で、
特に紅のきれいな仲間(イロハモミジ等)の
子供の手のような葉の形のものを指すようです。
 

カエデの語源は「蛙の手」から転じたという説が一般的です。
またモミジの語源はいろいろあり、
1.「もみじ」は揉(も)んで染め出す紅色「もみ」が語源。
  動詞「もみづ」は紅葉することを表す。
2.「紅葉(もみじ)」は、葉が紅色に染まることで、
 紅花を揉んで、絹布を紅色に染めたものを「モミ」と呼び、
 楓の紅葉もこの紅花から染料を抽出するときと類似し、動詞の
 「もみずる」が名詞化して「もみじ」になったとする。
 16日撮影
このように紅葉は全体的に茶色系になり、
葉がクチャと枯れているも目立ち、残念です。

時間で、行ってまいります。

追記;
お道具の高麗茶碗の一種である呉器(五器)茶碗の中で
特に桃色の鹿子班の美しく出ている
紅葉呉器』を覚えておかなければなりませんね。
(茶道大辞典より)