重要文化財 霰地楓鹿図真形釜(芦屋、室町時代:細見美術館)
百近くの釜の数々、
重要文化財9点すべて登場しておりますが、
分りやすく展示がなされており
素晴らしい釜が、より一層光り輝いておりました。
なぜ、釜には国宝指定がないのでしょうか?
6月4日から始まったミホ・ミュージアムの夏季特別展
「極」大茶の湯釜展ー茶席の主ー
いつ?寄せていただこうと思っていた矢先、昨晩になり
偶然明日の土曜日、丸一日空欄になりました。
目覚めると太陽が顔を出していますが、
夕方から雨との予報、降らないうちにさっさと
朝の用事を済ませ、車へ。
宇治茶の主産地の一つ、和束町、茶畑の連なる狭い山道を
駆け上がりますが、流行なのでしょうロードサイクル自転車や
単車が列をなして走っており、スピードが出せません。
安全運転をしなさいということですね。
駐車場からはヤマボウシが出迎えてくれました。
中国語がここでも、とびかっております。
電気自動車は満員、本館まで歩いて
途中には鬼瓦のオブジェや、キンシバイなど花々が
トンネルの中は、向こう側の緑が広がります。
(春は桜で、ピンク色になるのですよ)
到着しました。
イヤホンガイド二人用(600円)を耳に、北館へ
Ⅰ.茶の湯釜以前
緑釉羽釜(興福寺一乗院出土)が出迎えてくれます。
:僅かに残る緑釉、奈良時代からすでに湯を沸かし茶?
鉄湯釜(鎌倉時代1198年、熊野本宮大社)
:大きくドーンと、湯釜神事
Ⅱ.芦屋・天明・京釜の名品
芦屋釜と天明釜の違いがよく分る展示で、
芦屋の釜師の素晴らしい技術力、美的感覚が発揮されており
基本的な形の真形(しんなり)釜の胴の中央にある
鐶付(かんつき)の鬼面(きめん)は龍(納得ですね)。
また阿弥陀堂釜の利休居士との関連もよく解かりました。
重要文化財 霰地楓鹿図真形釜(芦屋、室町時代:細見美術館)
責紐釜(天明、室町時代十六世紀:個人蔵)
Ⅲ.芦屋釜 年代の知られる作品と霰釜
芦屋の釜師の実力、特に大江宣秀に脱帽。
釜は良く使い込んだものとの見栄えの違いが分ります。
重要文化財 霰地松梅図真形釜(大江宣秀作、芦屋、室町時代1517:根津美術館
Ⅳ.浜松図の芦屋釜
浜松図と住吉図、吉兆紋がきれいですね。
Ⅴ.芦屋釜と天明釜
室町時代の芦屋と天明がずらり、これでもかとばかり。
最後の伊勢芦屋の二作品も
Ⅵ.与次郎初期京釜
芸術の域にまで達した与次郎の作品群、
西村道仁や山上宗二もあり、
此の三人は京都三条の一角で工房を持っていた文書も
面白く拝見できました。
阿弥陀堂釜(与次郎作、桃山時代、個人蔵)
Ⅶ.江戸時代の釜
大西浄清や宮崎寒雉(初代)の優美な作品群
鶴の釜(大西浄清作、江戸時代:大西清右衛門美術館)
井桁釜(東京国立博物館蔵)は初めて拝見しましたが、
名前通り、肩の部分が井桁なのです。四角い肩の対称位置に
「見ざる」「言わざる」の二頭の鐶付、
「聞かざる」は蓋の摘みの猿にされており、
巧みな三猿になっておりました。
Ⅷ.釜の音:ビデオで所作などのでてくる音の数々を
感動の数々、でも直ぐに復習しないと忘れてしまいますから、
お土産は、クリアファイルを二つ、参考にして
精進あるのみですね。
(追加修正しました。6/12)
百近くの釜の数々、
重要文化財9点すべて登場しておりますが、
分りやすく展示がなされており
素晴らしい釜が、より一層光り輝いておりました。
なぜ、釜には国宝指定がないのでしょうか?
6月4日から始まったミホ・ミュージアムの夏季特別展
「極」大茶の湯釜展ー茶席の主ー
いつ?寄せていただこうと思っていた矢先、昨晩になり
偶然明日の土曜日、丸一日空欄になりました。
目覚めると太陽が顔を出していますが、
夕方から雨との予報、降らないうちにさっさと
朝の用事を済ませ、車へ。
宇治茶の主産地の一つ、和束町、茶畑の連なる狭い山道を
駆け上がりますが、流行なのでしょうロードサイクル自転車や
単車が列をなして走っており、スピードが出せません。
安全運転をしなさいということですね。
駐車場からはヤマボウシが出迎えてくれました。
中国語がここでも、とびかっております。
電気自動車は満員、本館まで歩いて
途中には鬼瓦のオブジェや、キンシバイなど花々が
トンネルの中は、向こう側の緑が広がります。
(春は桜で、ピンク色になるのですよ)
到着しました。
イヤホンガイド二人用(600円)を耳に、北館へ
Ⅰ.茶の湯釜以前
緑釉羽釜(興福寺一乗院出土)が出迎えてくれます。
:僅かに残る緑釉、奈良時代からすでに湯を沸かし茶?
鉄湯釜(鎌倉時代1198年、熊野本宮大社)
:大きくドーンと、湯釜神事
Ⅱ.芦屋・天明・京釜の名品
芦屋釜と天明釜の違いがよく分る展示で、
芦屋の釜師の素晴らしい技術力、美的感覚が発揮されており
基本的な形の真形(しんなり)釜の胴の中央にある
鐶付(かんつき)の鬼面(きめん)は龍(納得ですね)。
また阿弥陀堂釜の利休居士との関連もよく解かりました。
重要文化財 霰地楓鹿図真形釜(芦屋、室町時代:細見美術館)
責紐釜(天明、室町時代十六世紀:個人蔵)
Ⅲ.芦屋釜 年代の知られる作品と霰釜
芦屋の釜師の実力、特に大江宣秀に脱帽。
釜は良く使い込んだものとの見栄えの違いが分ります。
重要文化財 霰地松梅図真形釜(大江宣秀作、芦屋、室町時代1517:根津美術館
Ⅳ.浜松図の芦屋釜
浜松図と住吉図、吉兆紋がきれいですね。
Ⅴ.芦屋釜と天明釜
室町時代の芦屋と天明がずらり、これでもかとばかり。
最後の伊勢芦屋の二作品も
Ⅵ.与次郎初期京釜
芸術の域にまで達した与次郎の作品群、
西村道仁や山上宗二もあり、
此の三人は京都三条の一角で工房を持っていた文書も
面白く拝見できました。
阿弥陀堂釜(与次郎作、桃山時代、個人蔵)
Ⅶ.江戸時代の釜
大西浄清や宮崎寒雉(初代)の優美な作品群
鶴の釜(大西浄清作、江戸時代:大西清右衛門美術館)
井桁釜(東京国立博物館蔵)は初めて拝見しましたが、
名前通り、肩の部分が井桁なのです。四角い肩の対称位置に
「見ざる」「言わざる」の二頭の鐶付、
「聞かざる」は蓋の摘みの猿にされており、
巧みな三猿になっておりました。
Ⅷ.釜の音:ビデオで所作などのでてくる音の数々を
感動の数々、でも直ぐに復習しないと忘れてしまいますから、
お土産は、クリアファイルを二つ、参考にして
精進あるのみですね。
(追加修正しました。6/12)