気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

第48回中宮寺山吹茶会へ

2017-04-16 15:50:12 | お茶会・お茶事
昨日は先の「法華寺献茶式」に続き、裏千家今日庵
千宗室家元御名代として千万紀子様が献茶をされる
第48回中宮寺山吹茶会』に伺っており、

一昨年以来二回目になります。
中宮寺」は、法隆寺東院伽藍夢殿の東側に接し、飛鳥時代に
創建されたが戦後、聖徳宗(本山は法隆寺)に合流されており、
創建から千三百年、尼寺の法燈を掲げられています。
法華寺、圓照寺とともに大和三門跡尼寺になり、
アルカイックスマイルの金堂御本尊、国宝菩薩半跏像(伝如意輪観音)
日本最古の刺繍遺品とされる天寿国曼荼羅(国宝)が有名で、
今回も自由に拝観させていただくことも出来ました。

献茶式をされる金堂前では、茶会の名前の由来に合わせて
山吹が咲きほこっており、この時期にしては珍しい
 
桜と山吹の競演に、見とれておりましたが、
 
 
献茶式での万紀子様の素晴らしいお点前にさらにうっとりと。
でも秋に婚儀の予定のため暫らくはお休みされるそうで、
最前列で見守られていた家元夫人のお姿も印象的でした。

中宮寺御流、広間席の会記をコピーしていただけましたので
紹介します。
会記

また中宮寺には、1920年(大正9年)に会津八一が詠まれた歌
みほとけの あごとひぢとに あまでらの
       あさのひかりの ともしきろかも

平成22年の建立された有名な歌碑がありますが、
香淳皇后の歌碑も拝見することが出来ました。
中宮寺の 都(つ)い地のうち尓(に) しつもりて
   ささん久王(くわ)の花 清ら可耳(かに)佐久(さく)


有難いことに充実した一日になり、感謝ですね。