今朝から明日の準備、蹲踞周りの掃除がまだでした。
日頃から少しずつしておれば・・・
そして昼からは、有難いことに懐石の準備に集まって頂け、
準備OKに。
今日は土曜日で、祝日「昭和の日」でしたね。
昭和生まれの私には、天皇誕生日なのですが・・・
昭和天皇のこんな逸話を見つけました。
元宮内庁侍医‣杉村昌雄氏の「天皇さま お脈拝見」新潮文庫
著者が、宮内庁うちうちの歌会で詠んだ歌
「去年の春御供せし阿蘇荒山の
立壺すみれ咲き出つらむか」
タチツボスミレ、3/14月ヶ瀬にて
一切発言されない昭和天皇がこの一度だけ感想を述べられ、
”立壺すみれというのは、阿蘇だけにあるのではない”
”阿蘇に特産の一華黄すみれのほうがよくはないか”
即座に替えられたそうで、
『去年(こぞ)の春御供せし阿蘇荒山の
一華黄すみれ(イチゲキスミレ)咲き出つらむか』
後日談があり、昭和天皇はさらに実物をお取り寄せされ、
お見せになられたそうです。和名は黄菫(キスミレ)といい
茎の先に一輪の花を咲かせることで別名イチゲキスミレに
富士山麓、四国と九州、特に阿蘇では野焼き(2~3月)後、
3~5月になればこの草原に咲き誇り(上記HPに写真有)
阿蘇中岳火口には近付けませんが、五月には黄色と
草千里の緑と赤の霧島躑躅も見られるかも・・・
熊本地震からの復興にも、是非訪れたいものですね。
古くは万葉集巻8,1424で「スミレ」を山部赤人が
『春野爾 須美禮採爾等 来師吾曾
野乎奈都可之美 一夜宿二来』
「春の野に すみれつみにと 来し吾そ
野をなつかしみ 一夜ねにける」
と詠んでおります。
「スミレ」の語源は、大工道具の「墨入れ」に似ている
ことから名がついたとされる説が広まっていますが、
『日本国語大辞典』(1973)等によると諸説あるそうで、
決定的なものはないといわれます。
そういえば、先日の散歩で見つけたスミレ
歩道のアスファルトとブロック塀との境から健気に咲く
濃紫色の花で、全体にやや小さく、葉の形が違うので
タチツボスミレではなく、ヒメスミレ(姫菫)でした。
『破りけりブロックの端に姫菫』愚句
お茶事まであと一夜、明日が待ち遠しいですね。
日頃から少しずつしておれば・・・
そして昼からは、有難いことに懐石の準備に集まって頂け、
準備OKに。
今日は土曜日で、祝日「昭和の日」でしたね。
昭和生まれの私には、天皇誕生日なのですが・・・
昭和天皇のこんな逸話を見つけました。
元宮内庁侍医‣杉村昌雄氏の「天皇さま お脈拝見」新潮文庫
著者が、宮内庁うちうちの歌会で詠んだ歌
「去年の春御供せし阿蘇荒山の
立壺すみれ咲き出つらむか」
タチツボスミレ、3/14月ヶ瀬にて
一切発言されない昭和天皇がこの一度だけ感想を述べられ、
”立壺すみれというのは、阿蘇だけにあるのではない”
”阿蘇に特産の一華黄すみれのほうがよくはないか”
即座に替えられたそうで、
『去年(こぞ)の春御供せし阿蘇荒山の
一華黄すみれ(イチゲキスミレ)咲き出つらむか』
後日談があり、昭和天皇はさらに実物をお取り寄せされ、
お見せになられたそうです。和名は黄菫(キスミレ)といい
茎の先に一輪の花を咲かせることで別名イチゲキスミレに
富士山麓、四国と九州、特に阿蘇では野焼き(2~3月)後、
3~5月になればこの草原に咲き誇り(上記HPに写真有)
阿蘇中岳火口には近付けませんが、五月には黄色と
草千里の緑と赤の霧島躑躅も見られるかも・・・
熊本地震からの復興にも、是非訪れたいものですね。
古くは万葉集巻8,1424で「スミレ」を山部赤人が
『春野爾 須美禮採爾等 来師吾曾
野乎奈都可之美 一夜宿二来』
「春の野に すみれつみにと 来し吾そ
野をなつかしみ 一夜ねにける」
と詠んでおります。
「スミレ」の語源は、大工道具の「墨入れ」に似ている
ことから名がついたとされる説が広まっていますが、
『日本国語大辞典』(1973)等によると諸説あるそうで、
決定的なものはないといわれます。
そういえば、先日の散歩で見つけたスミレ
歩道のアスファルトとブロック塀との境から健気に咲く
濃紫色の花で、全体にやや小さく、葉の形が違うので
タチツボスミレではなく、ヒメスミレ(姫菫)でした。
『破りけりブロックの端に姫菫』愚句
お茶事まであと一夜、明日が待ち遠しいですね。