気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

不昧公御好み「古代山川」で

2017-04-18 15:00:12 | 主菓子とお干菓子
昨日の風雨は朝には止み、若草山の麓の三笠温泉郷の桜は
散ったようで桃色はなく、上部の春日原生林に微かに見られます。
  
関西では昨日で「造幣局桜の通り抜け」も終了し、
桜のシーズンお終い?、でも山へ行けばまだまだ・・・
またTVでは津軽で桜が咲きだしたとかで、北東北が見頃に
ゴールデンウイークまでには北海道に上陸しますね。

ところが、あの風雨にも関わらず、ご近所の御宅の遅咲きの
山桜?が楚々と咲いておりました。手前の花は??
 
でも、散ってしまった桜の花びらは、花筏になっています。

庭でも、ヨメノナミダ(花筏の若葉に蕾が
 
いつ咲くのでしょうか?。
 
先日の中宮寺山吹茶会の干菓子「桜?」を頂いており
しっとりとした口当たりの落雁でした。
 
よく似た落雁を先日頂いたことを思い出しました。
松江の朝汐本舗・風流堂の『山川』で、
和三盆入りは「古代山川」と名付けられ、

日本三大名菓ともいわれる「不昧公御好み」の茶菓子で、
不昧公の御歌に由来しています。
「散るは浮き、散らぬは沈む紅葉の、影は高尾の山川の水」
本来は「赤」で紅葉の山を、「白」で川(水)を表しますが、
時期により赤白を上下にしたり、間に挿んだりすることで、
臨機応変に使え、桜の時期でもお出しできますね。
なおの「山川」に春の景色をたくした「花あそび」も
作られております。