小庭の片隅にベニバナトキワマンサク(紅花常盤金縷梅)があり、
縁側からは、花も咲いていないのに枝先が赤紫色なんです。
昨日、花散らしの雨の中、擁壁から飛び出した赤紫色の枝に、
可愛い赤い花を見つけました。
花びらは細長く、光沢のある鮮紅色をしたリボン状の花で、
4枚からなり、幾つの花が集まって見えます。
陽にあたればに透けた色合いが美しく、あの赤紫色は
新芽だったんです。
枝や葉の表裏に毛も生えており、星状毛と云われます。
マンサクは落葉樹で、白色のトキワマンサク属の変種になり、
漢字では常磐金縷梅(満作)と書かれるように、
常緑(常盤)のマンサクに似ているという意味で、
卯月の茶花として、活けてみましょうか?。
付記)
茶道の世界では、「常盤」といえば(茶道大辞典より加筆)
瀬戸金華山窯玉柏手茶入、中興名物で、
『常盤なる松のみどりも春くれば
今一しほの色まさりけり』 古今集24
*「ひとしほ」は布などを染め汁に一度入れて浸すこと
源宗于の歌が引かれており、茶入れの景色を
古くなるに従って色の勝ることをたとえた銘になります。
縁側からは、花も咲いていないのに枝先が赤紫色なんです。
昨日、花散らしの雨の中、擁壁から飛び出した赤紫色の枝に、
可愛い赤い花を見つけました。
花びらは細長く、光沢のある鮮紅色をしたリボン状の花で、
4枚からなり、幾つの花が集まって見えます。
陽にあたればに透けた色合いが美しく、あの赤紫色は
新芽だったんです。
枝や葉の表裏に毛も生えており、星状毛と云われます。
マンサクは落葉樹で、白色のトキワマンサク属の変種になり、
漢字では常磐金縷梅(満作)と書かれるように、
常緑(常盤)のマンサクに似ているという意味で、
卯月の茶花として、活けてみましょうか?。
付記)
茶道の世界では、「常盤」といえば(茶道大辞典より加筆)
瀬戸金華山窯玉柏手茶入、中興名物で、
『常盤なる松のみどりも春くれば
今一しほの色まさりけり』 古今集24
*「ひとしほ」は布などを染め汁に一度入れて浸すこと
源宗于の歌が引かれており、茶入れの景色を
古くなるに従って色の勝ることをたとえた銘になります。