気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

三色団子で

2017-04-21 14:50:15 | 主菓子とお干菓子
近所のお庭で、二羽の椋鳥(ムクドリ)を見つけました。
椋鳥の来てゐる庭と気づきたる
           稲畑汀子

水仙の球根干し横の芝生で、餌を探しているの?・・・
ではなく、よくみると一羽は枯葉を咥えておりました。
椋鳥の咥えし枯葉春をよぶ
           愚句

春あけぼの椋鳥嘴の朱を深め
           飯田龍太
春は椋鳥の恋の季節で、巣作りをしているのでしょう。
どおりで、良く鳴きあっている椋鳥をみかけます。


鳴くと言えば、表に出るとよくウグイスの声が聞こえます。
初鳴きの遅かった奈良(3/24)ですが、窓を少し開け、
聞きながらのお稽古に、鶯餅
早春の菓子で、もうすでに二月に・・・
考えた末、八重桜や遅咲きの桜の季節になります。
花より団子や幸せを呼ぶ『三色団子』に挑戦、これが
なかなか同じ大きさに丸めるのに苦労しました。
 
色合いをもう少し薄くすれば、ピンク色もそれから・・・
反省点ばかり(言い訳は、色付けは一発勝負ですから)。
皆様に幸せを運んでくれたでしょう。

干菓子には、夜桜ならぬ『「夜の梅」とらや』小倉羊羹を

本来切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てられていますが、
小口に切っておだししましたので、夜桜の花びらに
見立てて頂ければ・・・(よく見ないと見逃すかも)
そういえば、奈良の桜の最後を飾る『奈良の八重桜』も
よく見ないと八重とは気づかないとても可憐な花です。
から里蕾が膨らんできており、週末には咲き始め、
暇を見つけて、転害門に通じる道の両脇にでも・・・
頭のなかは月末の茶事でいっぱい、いっぱいで連休中に。