気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

桜散る京都の夜は「ミハル・カニュカ」のチェロで

2017-04-19 12:31:07 | 音楽
昨日は夕方より久しぶりに京都コンサートホールへ
ミハル・カニュカ」さんのチェロを聴きに伺い、
カニュカさんと三輪郁さんのセッションに感動の夜でした。
 HPより

京都駅につき、平日なのに自由通路は人人人で、バゲッジを
引く外国からの方も、桜の京都を満喫されたでしょう。
先ずは月末の茶事に向け、白味噌を切らしていたことに気付き、
忘れないうちにと地下2階の本田味噌店へ。
早く出たので、京都の桜を見ないわけにはまいりません。
人気の少ない隠れた名所、拝見しているブログからいい所が
鴨川沿いの「半木の道の紅枝垂桜」です。
通り道で六時過ぎ地下鉄北山駅の一つ手前の北大路駅で降り、
鴨川へ、昨年の秋に登った大文字山が望めます。

半木(なからぎ)は神木が流れついたという流木(ながれぎ)神社カラ
(なぜ、半を「なから」と読むのでしょうか?
 近くに試薬会社の半井(今はナカライテクス)の名前が・・)
鴨川の左岸800m沿いがこの道で、上流へ上がります。
  
夕暮れで、人も少なくのんびりした時間を楽しめましたが、
昨夜来の風雨で鴨川の水量が多く、耳に響いており残念。
でもコンサート会場へ急がなくてはね。
ミハル・カニュカさんは1960年プラハ生まれ、現在主に
プラジャーク・クヮルテットのメンバーをされており
チェロはフランスのクリスチャン・バヨン2006年製、
弓はフランスのニコル・デュシュリュー2000年製とのことで
「ロマンティック・チェロ・マスターピース」と名付けられた
プログラムになっており、
 シューマン :アダージョとアレグロ op.70
        幻想小曲集 op.73
        民謡風の5つの小品集 op.102
 ラフマニノフ:幻想的小曲集より”メロディー”op.3-3
        ヴォカリーズ op.34-14
        チェロ・ソナタ ト短調 op.19
アンコールは、フォーレのエレジーより

奏でられる音は若い楽器にしてはフランス的な豊潤な響きと
反面繊細な音色も囁いておりコケティシュな演奏法も駆使し
見ていても、聴いていても飽きさせないプログラムでした。

本当にこの二人、息の合った演奏、出だしの合図や何度も
振り返っては微笑みあう姿に、信頼感の中にライバル視、
協同して音楽性を高めようとされているのでしょう。
シューマンとラフマニノフのプログラムは東京,名古屋,京都と
3回目だったので、より一層音楽性が・・・
また違うプログラム、ベートーベン等も聴きたくなりました。