シトシト降る冷たい秋雨、11月初旬の気温で続くと、
外に出るのも億劫になりますが、月一回の先生のお稽古日、
伺う途中、若草山に昇る水蒸気を背景に、東大寺大仏殿が
浮かび上がりまるで墨絵の世界ですが、一色だけ鈍い光りを
放つ鴟尾を目にすると、心が不思議と引き締まります。
朝からは「中置の初炭」と「壺荘付花月之式」お稽古、
菓子は奈良‣樫舎さんの「栗きんとん」の美味しかったこと
午後からは「軸荘付花月之式」をご指導していただけました。
「壺荘付花月之式」とは、
平花月之式に小習事十六ヶ条の「壺荘」がついた式になり
葉茶壺の扱いを花月之式の中で教えて頂けました。
簡単には「壺荘」に薄茶三服点てで、亭主お一人に客四人
そして付物花月に準じておりますね。
「壺荘(つぼかざり)」は新版‣茶道大辞典(淡交社)によると
”口切茶事のときの茶壺の扱いで。茶葉を詰め封印をした
ままの茶壺に、口覆をかけ緋の打紐で結んで床に飾って
おき、入席後、客の所望によって拝見に供する。
表千家では「飾」の字を用い習事十三ヶ条の一つ”と
「軸荘(じくかざり)」は
”外題荘りともいう。軸物が名物あるいは宸翰(しんかん)‣
拝領物などの場合、軸を巻いたまま二つ折りにした帛紗か
軸盆に外題が上になるようにのせて床に飾っておき、
客の席入り後、正客の所望で床にかける。
表千家では「飾」の字を用い習事十三ヶ条の一つ”と
*宸翰とは、天子の直筆の文書
午後から雨足が強まった中、帰り道、雲井坂を通った時、
「奈良(南都)八景」の一つ「雲井坂雨」の話になり、
グーグルマップより
今日のお軸、中国の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)が
描かれ、本家本元の八景だったことなどお稽古のことに。
さらに進むと、東大寺大仏殿の鴟尾も遠目に目にすると
わが社中でも「軸荘付花月之式」はできるでしょうが、
「壺荘付花月之式」は?、
出来るように精進しなくてはとの思いが・・・。
付記)南都八景とは
「春日野の鹿」「猿沢池の月」「佐保川の蛍」
「南円堂の藤」「東大寺の鐘」「三笠山の雪」
「雲井坂の雨」「轟橋の旅人」に
外に出るのも億劫になりますが、月一回の先生のお稽古日、
伺う途中、若草山に昇る水蒸気を背景に、東大寺大仏殿が
浮かび上がりまるで墨絵の世界ですが、一色だけ鈍い光りを
放つ鴟尾を目にすると、心が不思議と引き締まります。
朝からは「中置の初炭」と「壺荘付花月之式」お稽古、
菓子は奈良‣樫舎さんの「栗きんとん」の美味しかったこと
午後からは「軸荘付花月之式」をご指導していただけました。
「壺荘付花月之式」とは、
平花月之式に小習事十六ヶ条の「壺荘」がついた式になり
葉茶壺の扱いを花月之式の中で教えて頂けました。
簡単には「壺荘」に薄茶三服点てで、亭主お一人に客四人
そして付物花月に準じておりますね。
「壺荘(つぼかざり)」は新版‣茶道大辞典(淡交社)によると
”口切茶事のときの茶壺の扱いで。茶葉を詰め封印をした
ままの茶壺に、口覆をかけ緋の打紐で結んで床に飾って
おき、入席後、客の所望によって拝見に供する。
表千家では「飾」の字を用い習事十三ヶ条の一つ”と
「軸荘(じくかざり)」は
”外題荘りともいう。軸物が名物あるいは宸翰(しんかん)‣
拝領物などの場合、軸を巻いたまま二つ折りにした帛紗か
軸盆に外題が上になるようにのせて床に飾っておき、
客の席入り後、正客の所望で床にかける。
表千家では「飾」の字を用い習事十三ヶ条の一つ”と
*宸翰とは、天子の直筆の文書
午後から雨足が強まった中、帰り道、雲井坂を通った時、
「奈良(南都)八景」の一つ「雲井坂雨」の話になり、
グーグルマップより
今日のお軸、中国の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)が
描かれ、本家本元の八景だったことなどお稽古のことに。
さらに進むと、東大寺大仏殿の鴟尾も遠目に目にすると
わが社中でも「軸荘付花月之式」はできるでしょうが、
「壺荘付花月之式」は?、
出来るように精進しなくてはとの思いが・・・。
付記)南都八景とは
「春日野の鹿」「猿沢池の月」「佐保川の蛍」
「南円堂の藤」「東大寺の鐘」「三笠山の雪」
「雲井坂の雨」「轟橋の旅人」に