気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

干菓子は稲穂と月世界で

2017-10-27 15:27:06 | 主菓子とお干菓子
今朝も晴天、でも東の若草山方面は昨日同様にぼっと

奈良の最低気温は、昨日は9.2℃と一桁台でシーズン
最低に、そして今朝も10.2℃と冷え込みました。
朝日に照らされて大根葉や西王母椿にも露が・・・
 
そういえば明日は旧暦の『重陽の節句』ですね。
咲きだした小菊にも露が、
夕方には菊の花に綿を被せる「被せ綿」をして一晩、
次の朝この「被せ綿」に移った香や露で拭ったり、
露を飲めば長生きするといわれますね。 
紅菊の色なき露をこぼしけり
            日野草城

菊日和美しき日を鏤(ちりば)めぬ
              星野 立子

でも明日の朝は曇りで昼から雨との予報、露は望み薄?
週末はまた台風、21号の爪痕も癒えぬまま台風22号
すっと通り過ぎて頂けませんでしょうか?・・・
明日から11月13日(月)まで開かれる「第69回正倉院展」も
台風で出鼻をくじかれそうですね。
でも日曜日の昼から月曜日がねらい目かも。

さあてと、明日の自宅稽古の菓子はどうしましょうか?
着せ綿』も既にお出ししており、悩みますね。
やはり「栗きんとん」、名前を考えなくてはね。
干菓子は、十月は神嘗月、大月とも呼ばれ、
先日は奈良・樫舎の『稲穂』と
富山・月世界本舗の『月世界』
   
最後の方でつじつまが合いました。フフフ
明日、明後日の干菓子は・・・

この週末は雨のお稽古になりますが、
風炉の最後の自宅稽古、名残を愉しみましょう。