気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

帰郷にて

2017-10-07 22:01:50 | 旅行
今年も富山へ秋の恵み、富山米の新米をいただきに伺う
北陸自動車道、砺波を前に北アルプスが久しぶりに顔を
毛勝から剣、立山、薬師そして黒部五郎まで一望に、
PA流杉より
道を行くと違った表情で、若かりし時の縦走を・・・
そして、日帰りの温泉に入って、アルプスに上った月

仲秋の名月を眺めながら、三姉妹揃っての宴会に・・・
そして又も酔いつぶれた相方を連れて、実家へと大変
次の日の朝の富山の最低気温は、12.9℃寒かったこと
雨が降り始め、家の片づけも嫌になりますが・・・
そして雨も上がった土曜日の朝、昨日に比べれば暖かく
昨晩から漁にでた蟹船が戻ったとの連絡があり、
ゆで上げられた「ベニズワイガニ」が10パイ届きました。
 
急いで帰らなければなりませんが、久しぶりの実家
晴れたので、掃除もしなければと。
お昼前には出ることが出来ましたが、昼ごはんは富山の
スーパーで、480円のお寿司とお土産の刺身、昆布締め

米6袋(180㎏)と深層水20Lを積み、帰り道を急ぎます。
でも車の中で食べるのもなんですので、止まってくれたのは
北陸自動車道PA不動寺でした。本当に久しぶりのPA、
きれいに変わり、目にしたのは、芭蕉の句碑。
つかもうごけ我泣く声は秋の風
 
句意は、説明板によると芭蕉46歳
”あなたの死に対する私の深い哀悼の心を感じて墓も
 動いてくれ、私は悲しさに耐えきれず大声をあげて
 泣いているが、その泣き声は、秋風とともにあなたの
 墓を吹きめぐって行くことだ。”と 
この句は元禄二年(1689年)の春、弟子の曾良を伴って、
「奥の細道」で有名な奥州、北陸の旅に出、その帰路旧暦
七月半ば金沢にて当地の俳人・小杉一笑の追悼会に出席し、
その死を悼み詠んだと伝えられております。
一笑ゆかりの寺・願念寺は金沢市南部にあり、この句碑が
立てられております。またその境内には、一笑の辞世の
句碑である一笑塚と埋葬されていると思われる墓も。
はじめて知り、願念寺へも伺いたいものですね。

その他に、芭蕉は、旅の途中で詠んだ有名な句
『あかあかと 日は難面も あきの風』 
句意として、
 ”赤々とした夕日は無常にも沈もうとしており、
  そこには秋風が心細く吹き始めてきたことよ”と
富山湾の夕日です。


また芭蕉の有名な秋を詠んだ句として
『秋涼し手毎にむけや瓜茄子』

この小茄子を深層水で漬けると、本当に美味しいのです。

やっと、孫と一緒に蟹を頂きました。御馳走様でした。

秋がやって来たかと思うと、明日からまた暑くなると・・・