国語授業案中学・温暖化は人間のせい・４

2010/11/10upわかる目次

国語授業案中学「地球温暖化は人間のせいだ」４ ワークシート④

作成日２０１０年１０月２７日／対象・中３想定
＊教授内容「読むことは知ることではない・判断することだ」

文章１１
「水蒸気が温室効果ガスであることを知らない人の方が多いのではないだろうか。空気中の水蒸気量はおよそ０．４％ほどだとされているが、時と場所による変動が大きく、一定しないために、温室効果を考慮するのが困難である。温室効果の９７％以上は水蒸気によるものだとする説もある。」１５秒
（地球温暖化は人類の責任か）

問い１１
１　文章１１の内容を　
　　　（Ａほとんど知っていた　　Ｂ知らなかった　　Ｃどちらとも言えない）
２　文章１１の内容は　
　　　（Ａ本当だ　　　Ｂ本当ではない　　Ｃどちらとも言えない）
３　２の答えを選んだ理由を書きなさい。
　　　（　　　　　　　　　　　　　　）


文章１２
「二酸化炭素は地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きな温室効果ガスです。人間活動に伴う化石燃料の消費とセメント生産および森林破壊などの土地利用の変化が、大気中の二酸化炭素濃度を増加させつつあります。工業化時代以前からの大気中の二酸化炭素濃度の増加の７５％以上が化石燃料の消費やセメント生産によるものです。残りの増加は、農法の変化による寄与（きよ）を含めて、森林破壊を主（しゅ）とした土地利用変化によるものです。これらの増加はすべて人間の活動に起因（きいん）します。」２８秒
（気象庁・温室効果ガスに関する基礎知識）

問い１２
１　文章１２の内容を　
　　　（Ａほとんど知っていた　　Ｂ知らなかった　　Ｃどちらとも言えない）
２　文章１２の内容は　
　　　（Ａ本当だ　　　Ｂ本当ではない　　Ｃどちらとも言えない）
３　２の答えを選んだ理由を書きなさい。
　　　（　　　　　　　　　　　　　　）


＜指示＞
　　文章１から１２までを読み、思ったこと、気づいたこと、考えたことを書きなさい。
　　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－





　　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

＜説明＞　　
　　文章には常に事実が書いてあるとは限りません。
　　文章に書いてあるのは「一つの説」です。
　　文章を読むと私たちは、あることを「知った」つもりになります。
　　しかし、文章を読むことは、
　　書いてあることについて事実か事実でないか「判断する」ことなのです。

　　（場合によっては　＜問い＞「事実」と「真実」はどう違いますか）


　　　　　※「理由」の書かせ方・発言のさせ方・人数により、
　　　　　　１時間扱いにも、２～３時間扱いにもできるのではないか。

　　　　　※「文章１２」は「文章３」と同文である。
　　　　　　回答人数の変化が予想される。また、変化無しでもかまわない。
　　　　　　いずれにせよ、なぜ人数が変化したか・しなかったかを取り上げて、
　　　　　　討論にできる可能性もある。
　　　　　
　　　　　※次に考えられる問いは、
　　　　　　「なぜマスコミ・政府がＣＯ２増加原因を人間に求めるか」
　　　　　　だ。これは国語授業になるか？

　　　　　※原子力発電は安全だ・地デジ化は当然だ・原油は枯渇する等で応用できる。


→国語サークルの模擬授業感想に続く→