円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

中学国語指導案・授業案・見本作文・猫・主題

2010-11-14 18:14:59 | 中高国語など指導案
中学国語指導案・授業案・作文見本・猫・主題
作文作成日2002年10月1日
 
   「猫」主題
      三年一組十五番 ** **
 この話は悲劇だ。なぜなら、
ソフィアは最
後に自ら不幸を背負い込んだからだ。マッペ
は決してソフィアを愛さない。ソフィアはこ
れからもマッペを愛しつづける。ソフィアは
以前と同じように無視されつづける。そして、
悲嘆に暮れる人生を歩みつづけるのだ。愛し
てくれるスヴァンテを選ばなかったソフィア
は愚かで不幸だ。
 これらのことから、この話の主題は、
「人間とは、分かっていながら不幸に飛びこ
んでゆく愚かな生き物だ」
となる。つまり、報われないと分かっていな
がら、不幸な愛に飛び込んでしまうのだ。
 自分ならソフィア同じ行動はとらない。そ
の理由は、ぼくなら愛する人には愛してもら
いたいからだ。愛するだけで幸せ、という人
がいるが、それは嘘だ。愛するだけで愛され
ない恋愛は苦痛なだけである。

作文を書かせる直前は「見本作文」を配り、読み聞かせることにしていた。
「今日は作文を書きます」
「えーーー」
「作文、好きな人」
「(シーン)」
「嫌いな人」
「僕と作文の授業をすると、みんな作文が大好きになります」
「(シーン)」
中学1年生とはほぼ例外なくこんなやりとりをした。
小学校で作文を好きになってこなかったのかなぁ?
だが「見本作文」さえあればばっちりだ。
作文を嫌がる生徒が激減する。


   「猫」は教科書に珍しい中学3年生向けの傑作だ。

   先日(2010・10・29)C市立中学3年が「猫」で指名なし討論を公開した。
   その一週間前TOSSの達人*野氏の教室指名なし討論ビデオを拝見した。
   C市の*道氏の討論は、*野氏をしのぐレベルだった。
   一週間間隔で比べ見たのだ。
   大きな見間違いはない。


勝負は教師が魅力ある「見本作文」を提示できるかにかかっている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中学国語指導案・授業案・見... | トップ | 中学国語指導案・授業案・見... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

中高国語など指導案」カテゴリの最新記事