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20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

「聴写」のすすめのすすめ・メモ能力の重要性

2010-08-23 17:17:36 | 勝手に授業研究
2010/8/23upわかる目次
「聴写」のすすめ・メモ能力の重要性

2010年8月
働くときに必要なのは、「メモ能力」です。

『接客マナーの講義』は確か90分間。
確かレジメもほぼ無かった。
自分の白紙のノートとペンだけが便りです。
僕は頭悪いのに、なぜかメモは得意です。
件の講義メモも、五十人以上受講していましたが、
僕以上に詳細にメモを取りきった人はたぶんいないと思います。
ブログの内容はニュアンスも言葉づかいも、とても正確です。
ただし、ものすごく字はきたないので自分しか読めません。

きれいでなくても 
「速く正確に、メモする能力」

が大事だと思います。

「美しいノート作り」

とは、また別の能力です。

三十過ぎて、パソコン教室に通ったときも、
三十半ばに、ダイビングのライセンスを取ったときも、
「こんな完璧なノート作った人は見たことない」

と言われました。
うれしいです。

現(元かも)全国小学校長会長の向山行雄氏が十数年前?
”授業と同時に授業記録を書き終わる”

のを見せてくださいました。
一度しか見ませんでしたが、驚いて、これはいいと思いました。

真似して、以後の授業研修会でやってみました。

授業を聞きながら、ちょうどB4一枚に「授業記録」を取り終えます。
「発問」「指示」「生徒の発言」を、重要性を判断してメモしていきます。
全部書けるわけはありません。
その場で判断して選びます。
授業が終わると同時に「授業記録」ができています。
経過時間も書くので、どの作業に何分かかったかもわかります。
どの発問が、何分後だったかもわかります。

すぐに印刷して、授業後の研修会で参加者に配布します。
これができるととても便利です。

僕が教員のとき出会った若い人は数人ですが、偶然皆優秀でした。
僕が何か伝えるときは、一瞬にメモ用紙を出しました。
教員で、優れた人は必ずメモします。
だめな人は、若くても年寄りでも、 
「ああ、わかったわかった」

とか言ってメモせず、あとで何度も聞きなおします。
そして、いつまでたってもできるようになりません。
そのまま、二十年、三十年たちます。

民間の現場に入ると、新しいことだらけです。
教員は誰も、学級経営も授業も「細かいこと」は教えませんが、接客の現場は違います。
新人に教えなければ、店舗経営そのものが危ういからです。
お客様は新人だからといって、区別しません。
だから、新しいことをどんどん言われます。

ぼっと聞いていると、
「メモしないの! メモ!」

と何度も言われます。

立ち話で、どんどん言われます。
立ったままノートを出してメモします。

そこは、教え方・話し方はアマチュアなので、脈絡とか項目もバラバラです。
その時その時発生した事柄をどんどん言われます。
僕の、新人たちのポケットには絶対に小さなメモノートが入っています。 
「明日までに、覚えてきて」
と言われます。

無理です。
緊張でガチガチで、新しいことが多すぎて毎日怒鳴られました。 
「な・ん・で、や・ら・な・い・のっ」
20歳くらい年下の女性に恐ろしい顔で怒られます。
やらないんじゃなくて出来ないんです、とは怖くて言えません。
僕は、顔と違って気は小さいのでますます萎縮します。

頼りは「メモ」だけです。
帰って家で、または仕事中にこっそりと、何度も読み返します。
「文学の解釈の力」は(たぶん)どの仕事に就いても求められません。
はっきり言えば、何の役にも立ちません。

「聴写の授業」をすすめます。
僕は必ず四月の中旬までに、「聴写」がきちんとできるようにさせました。
「視写」も。
すると、一年間の授業がまったく違ったものになります。
転職してみて、もっと厳しい「聴写の授業」が必要だと思いました。
もう遅いけど。

最後に「メモ」はまず間違いなく「横書き」です。
だから、「横書きの指導」も大事だと思いました。
まあ、もう遅いけど。
「聴写の授業」の詳細はもし気力があったら書きます。

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