円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

模擬授業にこだわるのは

2010-09-30 07:12:41 | 勝手に授業研究
2010/09/27up全ページ目次
模擬授業にこだわるのは

たびたび「模擬授業」を持ち出すのには理由がある。

「模擬授業」が非常にうまい教員は、間違いなく教室の授業もうまい。
だが、教室の授業が非常にうまく見える教員が、「模擬授業」をできるわけではない。

「模擬授業」がヘタでも、教室の授業はなんとなく成り立っていることはある。
だが、教室の授業がヘタな教員は、間違いなく「模擬授業」はできない。

教室の授業がどんなに上達しても、「模擬授業」も上達するとは限らない。
だが、「模擬授業」が上達すれば、間違いなく教室の授業は上達する。

「模擬授業」がヘタでも、「模擬授業」を人前でやり続ければうまくなる。
そして、「模擬授業」の上達にしたがって、教室の授業も上達する。

だから、5分間でも10分間でも良い、「模擬授業」の修行をすることは価値がある。

二十年以上経験があって、「模擬授業」ができない教員は、
授業が成り立っていないか、なんとなく成り立っているがあまり好評ではない。
たぶんね。

大学卒一年目でも、「模擬授業」がスパッとできる教員は
間違いなく教室の授業も好評だ。
生徒は「授業が楽しい」と言う。

50分間の授業の練習をするのは大変だ。
だが、5分間の「模擬授業」の練習なら、二十回やっても100分だ。

人前では5分間で済む。
5分間を見た人は、それで授業者の腕を、充分感じることができる。
感想をたくさん書いてくれる。
(例)コメントはありがたい

できれば、感想ではなく、
「代案を示したり」
「ダメなところをやり直させたり」
してくれるすご腕が見てくれるのがよい。
(例)上達しないはずがない

別の項で書いたように、5分間の「模擬授業」を真剣にやろうと決意したら、
手が震えて、パソコンにUSBを差し込むことができなくなる。
だから、効果がある。
(例)手が震えてUSBが差し込めない

「模擬授業」を見せた回数で、
または、一回5分の「模擬授業」にかけた練習の時間で(2時間とか3時間とか)、
まるで別人のような「模擬授業」になる。

そのとき、教室の授業も別人のようになる。
生徒の反応が変わる。

だから、模擬授業」にこだわる。
「模擬授業」で上達した経験がある人は、誰でもわかる。

二十年たって、「模擬授業」一つできないのは「授業の勉強」をしてこなかった証拠だ。
新卒に、目の前で、自分よりはるかに優れた授業を見せつけられるのはみじめだ。

2010/09/30リンク先追記

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