円の外へ

20070121開設/中学高校国語授業指導案/中学校学級経営案/発達症対応/生活指導/行事委員会指導

中学校教育課程研究会2・意見内容

2010-12-23 00:37:09 | 中高国語など指導案
2010/12/23upわかる目次
中学校教育課程研究会2・意見内容
平成**年度**地区
茶文字は2010/12/22hyoko追記
当時の自分より明解な見解が示されている
=当時からのち2、3年間の授業研修で進歩したから


平成**年8月6日(金)
<質問と回答等>
『1 作文の評価に時間がかかって困っているが』

Hyoko
(人数の少ない学校なのでその点は助かっている。
400字以内、評価項目の限定なども時間のかからない工夫)
中学「再話作文」2授業案
より抜粋。
---------------------------
4 作文評価の仕方について
 1 400字以上書かせない。
 2 評価方法を単純にする。
 3 どんな作文にも派手な五重丸をつける。
 4 書かせたら必ず次回返却する。
  ※つまり教師の負担を最小限にし、
   生徒には書いて良かったと思わせる高めの評価を行なう。
5 その他「再話」作文授業について
1 市毛勝雄氏は度々
  「作文は400字でよい」と書いている。
 2 野口芳宏氏は
  「作文は書かせたら読まなくても良い」と講演で述べている。
 3 ある小学校の作文指導の実力者は
  「作文は書かせたら読まずに捨ててよい」と述べた。
 4 小学校と異なり中学校は4クラスあれば
  150枚の原稿を読み、評価しなければならない。
  だからこそ、文字数の限定・評価方法の単純化により、
  ひるまず、より多い回数、生徒に作文を書かせればよい。
---------------------------


『2 技能面に比べ内容面の評価が重過ぎるようだが』
Hyoko
(学年が上がるごとに、内容面の評価点を上げてきた。
なかなか差がつかなくなってきため。だが、両面のバランスは改善すべきだと思う)
中学「再話作文」5模擬授業録音(3)解説
より抜粋。
---------------------------
エー、で評価についてエー、今言ったように非常に単純に採点するのがコツです。
でー、いちばん書けない子にとっては四百字というのはとてつもなく長い文です。
そして、エー、評価が最初に低いとやる気をなくします。
最初は敬体、常体問わないところから始める。
次第に今日は敬体で書きなさい、全員統一です。そうしたらプラス5点です。
次は今日は常体でそろえなさい。したらプラス5点です。
次は敬体で書いて先生からマルをもらいなさい。
もう一枚作文用紙をもらって常体で書きなおしなさい。
それが一時間の中でできるはず。その逆もある。
その中で常体で書きしかも段落を三つ以上作りなさいという指示を加える。
また、僕はよくやりましたが段落を三つ作りしかもカギを使って会話を一つ入れなさい。
ということはお話の中に会話を一つ入れるということ。今も一つ入れた。
だんだん指示を増やしていけば、評価の基準も上がっていくわけ。
しかも評価の数はそれほど増えないから読む方に手間にならない。
一年通して、最初に説明したA~Dの評価で通しても全くかまわない。
それでも生徒は進んで書く。
作文評価の仕方だが、再話についてだが、
研究会で度々話になるが、小学校と違い中学校は数百枚作文を読まなくてはならない。
読むのが大変で書かせるのが嫌になる。
だから、一年間にニ、三回しか書かせない、下手すると一回も書かせないことになる。
---------------------------


『3 早く書き終わった生徒への指導はどうしているか』 
Hyoko
(持ってこさせて訂正すべき点のアドバイス。
時間が余ったら朝読書の続き。いずれにしても時間内で全員提出させる)
中学「再話作文」6模擬授業録音(4)質疑
より抜粋。
---------------------------
完成している生徒とできない生徒の時間の差が出ると思うが。
Hyoko:できた生徒は提出。課題プリントを渡す。すき間は一切与えない。
---------------------------


『4 返却したあと書き直させる指導はしているのか』
hyoko(していない)

『5 思いを書くことについてはどう考えているか』
Hyoko
(生徒は思いについては教えなくてもいくらでも書くことができる。
義務教育では限定された字数やテーマで説明的な文章を書く力をつけることが必要と考えている)
---------------------------
「思い」とは何だ?
今、5年以上ぶりに読んでも気持ち悪い。
未だに全くわからないが未だに「思い」とやらが大事と考えている国語教員が多いのかもしれない。
だらだらと、思ったことを書くことに教育はいらない。
メールで彼ら小中学生は十分やっている。
そして、日本語とはいえない言葉を垂れ流している。
義務教育で必要なのは、
「字数が限定され=400字でよい」
「テーマが限定され」
「はじめ・なか・おわり、等の構成があり」
「相手に言いたいことが伝わる達意の文を書かせる」
ことだ。
「思い」とは何だ?
人間が書くことは、全て思ったことだ。
教えなくてもそんなことは書ける。
そんなことが、国語教育だと考えているから誰も大人になって、
「自分の作文能力が、学校で鍛えられたと思う人は?」
「シーン・・・」
ということになる。
---------------------------

<意見等>
1 書かせる前に評価の基準を生徒に提示することが大事。
2 推敲や相互評価は大事な国語の活動。
3 「おもしろさ」は例えば
「個性的な物の見方をしているか」
「表現が分かりやすいか」
などに置きかえられるのでは。
4 指導者の主観が評価基準の中に入るのはやむを得ない。
何を指導したかによって評価すればよい。
5 作文の評価項目を作っている方、いない方両方あり。
6 評価は「形式3:内容2」が妥当ではないか。
7 評価は「形式1:内容3」もあり得るのではないか。
形式はだんだん全員ができるようになる。あとは内容の勝負。
8 大阪の入試では、作文は3人で読むそうである。
それだけ、統一した評価は難しいということ。

<助言者から>
・説明的な文章を書く力がつけばよいという提案だが、一人一人の思いを書く力もつけたい。豊かな表現力は豊かな生き方につながる。
・具体的な方法が提示されたことが良かった。
・作文の種類によっては生徒に相互評価させることが学習の手立てとなる。その工夫もしてみてほしい。
・自ら学び、自ら考える生徒を育てるために書く力は重要。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中学校教育課程研究会3・進行... | トップ | 中学校教育課程研究会1・国語... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

中高国語など指導案」カテゴリの最新記事