ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2020-124 無名塾「人間失格」

2020年12月16日 | 日記
久しぶりの朗読劇を観劇した。仲代達矢、率いる「無名塾」だ。
主演の仲代氏は12月13日に米寿に達したそうだ。

このコロナで講演は石川、東京公演は中止。
この東北の地域だけで行っていると主催者が話していた。

さて人間失格は太宰治の自伝ともいわれている。
あらすじ
ある小説家」が目にした三葉の写真。そこには同じ一人の男が映っている。
その男の名は大庭葉蔵。最初の写真は10才くらいの子どもの葉蔵。
東北の裕福な家に生まれたが、他の人間を理解し交わることができず、それを隠すために
「道化」を選んだ少年時代。やがて彼は絵画に目覚める。

次の写真は青春時代。進学のために上京し美術学校への入学を考えるも悪友とつるみ
非合法活動へ身を投じた青春時代。傍らに女。
そのうちの一人と心中を図る。

最後の写真。、葉蔵は何を求め、どこへむかってゆくのか。
彼の上に色濃く死の影が射している。

このような内容だ。8人の若い役者の中心に仲代達矢がいた。
88才とは思えないハリのある声であった。





コメント
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