ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2024-84 民藝「泰山木の木の下で」の観劇

2024年07月13日 | 日記
先だっての演劇鑑賞会例会は民藝の代表作「泰山木の木の下で」
主演 日色ともえ。
劇作家 小山祐士 演出家 宇野重吉 ハナばあさん 北林谷栄らで1963年の初演
40年全国で448ステージ。2003年が最後の上演。その後、16年間の空白期間。
2019年末、北林に代わりに日色がハナばあさんで出演。
主なあらすじ
小さな汽船が行き来する瀬戸内海の小さな島で白い大きな花をつける泰山木。
その木の下で質素に暮らすハナ婆さんは貧しいながらも9人の子どもを産み戦争中、
優良多子家庭として表彰された。しかし、男3人子は戦死。残る子たちは広島原爆で亡くなってしまう。
殺されるために産んだようなものだ。
ハナ婆さんは戦後、妊婦らのお願いで密かに赤ちゃんをおろす手伝いをしていた。
原爆での後遺症を恐れる妊婦らの姿があったのだった。
ある日、一人の男が泰山木のその家にやって来た。
その男は堕胎罪でハナ婆さんを逮捕しにきた刑事だった。
その刑事の生い立ちも悲惨な過去を背負っていた。・・・

日色のとぼけた婆さんの明るさに救われた気がした。
民藝の代表作、重いテーマだった。
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